旦過市場で中華料理を食べ、若戸大橋を見ながら渡船で洞海湾クルーズ

九州縦断旅:北九州編

 旅行期間:2020年8月中旬

 

とても安上がりなクルーズ?!

平尾台のカルスト台地を後にする

さて今回の九州横断旅はまず最初は福岡県の北九州市を巡ります。以前バルト三国旅行に参加した際に知り合った、北九州市在住の”エロ坊主オジサン”に案内してもらって初日&2日目まで北九州市内を色々回ります。この2日目はまず平尾台にあるカルスト台地の中にある「千仏鍾乳洞」を訪れた後は、また小倉の街へと戻っていきます。

 

北九州市にて

小倉市内へ向かう途中に見えた、小倉競馬場の外観

その千仏鍾乳洞から小倉の街へと戻る際に、北九州市を南北に貫く国道322号線沿いに「JRA」マークの入った大きな建物を発見します。ここが毎年夏場になると、中央競馬(JRA)の競馬が開催されている小倉競馬場だった。この小倉競馬場は1周が約1600m(芝コース)で直線が約300mでかつ坂が無いので、平坦な小回りコースとして有名な競馬場である。

 

小倉市内へ向かう途中に見えた、小倉競馬場の外観-1

ここを通った2020年8月はちょうど小倉競馬場の開催時期であったが、残念ながらJRAの競馬場は無観客で競馬が行われていた。観客の入らない競馬場で馬だけが走るというのも今までは見られなかった光景だけど、中央競馬の場合はその競馬が行われる競馬場に居なくても馬券(正確には勝ち馬投票券)は全国発売されているし、今ではネットで簡単に馬券が購入できるシステムになっている。その為にJRA側もあまり抵抗なく無観客開催に踏み切ったのかもしれない。

 

 

小倉市内へ向かう途中に見えた、小倉競馬場の前の地名

ちょうどこの国道332号の途中から、JR小倉駅の方に延びるモノレール路線と合流する。そんな小倉競馬場の最寄り駅であるモノレールの駅は「競馬場前駅」というシンプルな名前。小倉競馬場前駅」とせずに小倉競馬場の固有名詞を外した「競馬場前駅」という名前にしている所が、ローカルな地方にある競馬場というイメージを醸し出しているように感じる。

 

小倉の旦過市場周辺に到着

そんな国道322号線を進んで行った旦過市場近くの駐車場に車を停めて、旦過市場近くで”エロ坊主オジサン”が見つけたという中華料理屋さんを訪れます。なんでもその中華料理のお店は、主人が中国の青島出身だそうだ。

 

小倉の旦過市場周辺にあるモノレール駅

こちらは北九州モノレールの「旦過駅」で、JR小倉駅までは2駅の距離にあり、かつ旦過市場には西口エレベーターを降りるとすぐに辿り着くという便利な立地に建っている駅。

 

小倉の旦過市場周辺にある病院

そしてモノレール路線と歩道橋が入り組んだ場所に顔を覗かせている、こちらの大きな建物は「北九州市立医療センター」。がん治療では有名な病院らしく、わざわざ遠くからこの病院の診察を受けにやって来る人もいるそうだ。

 

 

旦過市場内へ進む

小倉の旦過市場に到着

ボクが初めて立つ場所の写真をアレやコレやと撮っていると、仲良しの”エロ坊主オジサン”と”佐賀の岡ちゃん”はサッサと旦過市場内へと入って行った。

彼らからすると何回も来た事ある場所なのでわざわざ写真に撮る必要性もないのだけど、ボクにとっては初めてなのでね。。

 

 

小倉の旦過市場内を進む

旦過市場内はこのようにアーケードになっていて雨が降っても濡れないようになっていたけど、その分ちょっとあまりいい匂いがしない場所でもあった。鮮魚などを取り扱う店もあるからだろうけども。。

それとこの盆休み時期、旦過市場内は閉まっている店が多かった。

 

小倉の旦過市場周辺にある中華料理屋

そしてこちらが”エロ坊主オジサン”が予約してくれていたという中華料理屋さん。ただしあまり詳しく場所を覚えていなかったので、少しウロウロしながら何とかお店に辿り着きました。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

ここはなかなか旨くて、しかも飲み放題込みが安いんよ!

 

餃子工房 【福来(ふくらい)】

 

住所:福岡県北九州市小倉北区魚町4-4-8
【営業時間】11時~14時、17時~23時 ※日曜定休日

 

 

餃子工房【福来】で昼食タイム

小倉の旦過市場周辺にある中華料理屋の店内

ちょうど昼の12時直前にお店に到着し、店内へと入る。”エロ坊主オジサン”は盛んに「予約してあるから!」を繰り返していていたけど、お店の中国人お姉さんからは特に特別な対応はなかったような・・・。

 

旦過市場周辺の中華料理屋でビールを飲む

そしてまずは生ビールである。生ビールもどきの発泡酒の可能性もあると思っていたけど、ちゃんとした生ビールです。この灼熱のような8月中旬に昼間からキンキンに冷えたビールを飲めるという事は、とても幸せな事である。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で出てきた料理

一応コース料理っぽいものが出てくる。こちらは野菜にゴマダレドレッシングみたいなのが乗っている料理。中国出身といえども中国大陸は広いので、出身地によって食べてきた料理も大きく変わる。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で楽しむオジサン

ここの店の大将かは分からなかったけど、厨房にいたまだ若めのお兄ちゃんは青島出身で、料理を運んでくれたお姉さんは福建省出身。この福建省は中国大陸でも台湾に最も近く、その影響で日本にやって来る福建省出身の中国人はとても多い。一時ボクが働いていたミナミの中国系ラウンジのママも福建省出身で、他の中国の都市出身者に言わせれば福建省出身は根性があるというか、ガメついそうだ。。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で出てきた料理-1

こちらは中華料理の定番でもある酢豚である。最近になってこの酢豚の美味しさに目覚めて、中華料理屋に行った時に自分では頼まないけど、ツレが酢豚を頼んだらちょっと分けてもらって食べる程になっている。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で出てきたチャーハン

そして麻婆豆腐やチャーハンなどの定番中華料理がドンドンと出てきて、食べ切れない位である。大食漢が居ればこれぐらいの量は問題ないけど、すでに成長期を通り越した人間ばかりで、ましてや酒も飲んでいるというとそこまで料理が食べれない。

これならコース料理&飲み放題にしなくても、アラカルトで頼んでも良かったのかもしれない。結局余った料理は中国人を見習って、箱に詰めてお持ち帰りにする事に。日本人って贅沢だから外食した時に余った料理はそのまま放って出ていく事が多いけど、中国に行くと残った料理は必ず箱に詰めて持って帰る光景を目にするのである。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で楽しむオジサン

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

おう、写真撮ったるけ、カメラをよこせや!

と近代的な機械音痴な”エロ坊主オジサン”が、この中華料理屋で記念写真を撮ってくれるという。ただ普段も携帯電話は殆ど触らない人間が急にスマホでサッサと上手く写真を撮れる訳では無いので、ちゃんと写真を撮ってくれたと思ってもその場で写真が撮れているかを確認しておかないと、結構写真が撮れてない事が多かったりするのである。

 

旦過市場周辺の中華料理屋で記念撮影

今回昼食を食べた餃子工房【福来】さんの料理人と店員のお姉さんと、”佐賀の岡ちゃん”を含めての記念写真。

真夏の北九州の強烈な日差しのダメージを受けたのか、顔がムクんでいたボク。。

 

旦過市場周辺に置かれていたフランケンシュタインの像

コース料理&飲み放題2時間制の昼食だったけど、何だかんだアルコールも入った影響であっという間に時間が過ぎてしまっていた。こちらは昔よく「フランケン」とあだ名がついていたボクにとっては、親しみを感じてしまうフランケンシュタインの置物。

 

小倉駅の料金路線図

さてここからはアルコールが入ったので移動手段を電車に切り替えます。暑い真夏だったので”エロ坊主オジサン”おすすめの銭湯に行って、アルコールを抜こう(銭湯やサウナでアルコールは抜けません・・・)という考えだったようで、戸畑駅まで向かう事に。

 

小倉駅の改札

さてJR九州の鹿児島本線に乗って3駅の移動となります。旅行先で車移動だと、ほぼその旅行が車移動ばかりになってしまう事が多いので、途中で電車に切り替わる旅もある意味新鮮な感じを受けます。

 

 

戸畑駅に到着

小倉駅の改札に進む

そしてJR小倉駅より約20分程で、目的の戸畑駅に到着します。アルコールが入ってノリノリになってきた”佐賀の岡ちゃん”と、先程の中華料理屋さんで残った料理をパックに詰めてもらったのを持っている”エロ坊主オジサン”の姿が好対照に見えるような。。

 

 

北九州市の戸畑駅に到着

戸畑駅に到着し、外に出ると相変わらず灼熱の太陽が照り付ける光景が見えてくる。

まあこのクソ暑い時期に九州旅行する事に決めたのは自分だから、文句は言わないでおこう!

 

北九州市の戸畑駅近くから若戸大橋を眺める

昨日は小倉駅から”エロ坊主オジサン”の家に行く途中に通った若戸大橋が、目の前に見えてくる。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

オレのオススメの銭湯は、この先の洞海湾を渡った若松地区にあるんよ!

 

北九州市の戸畑駅近くから若戸大橋を眺める-1

という事で昨日は橋の上を通ったけど、今日は洞海湾を渡る若戸渡船に乗らせてくれるようだ。大阪市内にも川などを渡る渡船がそれなりに今でも運航しているけど、中心部からは遠いので意外と渡船って普段あまり乗る機会がないのである。

 

若戸渡船にて洞海湾クルーズ

北九州市の戸畑駅近くの若戸渡船乗り場に到着

ここが若戸渡船の乗り場で、区民が仲の悪い戸畑区と若松区を結ぶ、ある意味”喧嘩路線”と称してもいいかもしれない渡船。ちなみに”洞海湾クルーズ”とはボクが勝手に付けたオーバーな表現で、実際には渡船でのたった3分間でのクルーズだけであるが。。

 

【若戸渡船】 戸畑渡場

住所:福岡県北九州市戸畑区北鳥旗町11-1
【営業時間】6時頃~22時頃まで10~20分に1本 毎日運航
※貸切クルーズは4万円からあり(2週間前までに予約必要)

 

 

 

若戸渡船乗り場でキップを購入

まずはこちらの2台ある券売機で若松渡船のチケットを購入する。こういった短い距離の渡船って無料のイメージがあるけど、ここは結構大きな船で運航しているからか有料だった。

 

北九州市の戸畑駅近くの若戸渡船乗り場に到着-1

大人は100円で子供は50円という料金設定で、自転車も乗れるけど別途プラス50円との事。意外と細かい若戸渡船の値段設定である。

 

若戸渡船乗り場を進む

ここの渡船乗り場はこの戸畑地区から対岸の若松地区に行く渡船しか出ていないので1本の路線のみ。チケットを購入済なので、渡船乗り場へと進んで行きます。

 

若戸渡船乗り場を進む-1

まだこれから乗る渡船が桟橋に着いていなかったのでちょっと待ちぼうけしてチケットの写真を撮っていたら、奥の方にこちらに向かってくる渡船が見えてきました。

 

若戸渡船に乗り込む

こちらの船は『第十八わかと丸』で平成22年に進水式が行われ、翌平成23年からこの路線をメインで運航する船である。船の総トン数は39トンで旅客定員は140人。船の早さは最大9.5ノットで、キロ換算すると時速約18kmになる。

 

若戸渡船に乗り込む-1

まずは対岸の若松地区からやって来た乗客が降りて、その後に空っぽになった船内に乗り込みます。この船も1階は冷房完備した船室になっていて、2階は吹き抜けで景観などを楽しめるデッキ席になっているようです。

 

若戸渡船からの洞海湾の景色

船に乗り込むと目の前には洞海湾が見えますが、今ではこのような綺麗な洞海湾が、昔は”死の海”と呼ばれていた程に汚れていたとは想像もつかない光景です。なお対岸の若松地区の奥にある山は、昨日展望台まで登った高塔山ですね。

 

若戸渡船からの洞海湾の景色-1

エアコンが完備された船室も涼しくていいけど、昨日の関門海峡を渡る船では船室に入ったので、今日はデッキ席に陣取ります。暑い気温だけどたった3分だけのクルーズだし、湾風が吹き抜けるのでそこまで暑くは感じないだろうと予測。

 

 

若戸渡船のシンボルマーク

『第十八わかと丸』の船体にあった、こちらのシンボルマークは北九州市の市章である。今の北九州市は5つの市が合併した為に星のようなマークをしているけど、北九州の「北」をもじっているので真ん中の星部分はよ~~く見ると星ではなく、「北」の文字っぽく割れているのが見える。

こんなシンボルマーク1つとっても、色んな意向が込められているのです!

 

若戸渡船からの若戸大橋を眺める

さて乗客はまばらだったけど、これから約3分間に渡る”洞海湾クルーズ”が始まります。このクルーズっていう言葉(英語)は「巡行する」という意味で、日本では大きな船舶に乗って旅行する事をクルーズ旅行という。ただ英語では「女性をナンパして歩き回る」「盛り場でホモ相手を漁る」などのスラング的(俗語)な意味でも使われるという。

だからそんな事を知らない日本人が外人相手に「私、クルーズに行くのが楽しみだわ!」と言うと、笑われる可能性があるようだ。

 

洞海湾クルーズを楽しむ 動画

 

若戸渡船からの洞海湾の景色-1

若松地区側に来た洞海湾の上からは、さっきまで居た戸畑地区が見えている。その中でも目に留まるのは創業100年以上で東証一部上場していてグループ連結売上が6,900億円(2020年3月期)になる日本水産(ニッスイ)の建物。

 

 

若戸渡船からの洞海湾の景色-2

洞海湾に架かる若戸大橋だけど、車で洞海湾を通行する手段としてはこの橋以外に地下トンネルも整備されているのだ。こちらも通行料は無料で、今日の帰りの際にこの洞海湾の地下を走る地下トンネルを通過するのであるが。

 

若戸渡船からの洞海湾の景色-3

勿論この洞海湾ではこの渡船以外にも、チラホラと船が走っているのが見える。洞海湾ではこのような小船ではなく、昔石炭や鉄鉱石などを運ぶタンカーが通れるようにと、湾の底を掘って深くした経緯があるという。なのでかなり人工の手によって、荒らされた洞海湾の歴史があるのだ。

 

洞海湾の景色

さて短かったけど、たった3分間の洞海湾クルーズを楽しんで、再び若松地区へとやって来ました。これから”エロ坊主オジサン”のオススメの銭湯に向かいますが、この盆時期は店によっては営業していない可能性もあるので、どうなる事やらです。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

もし銭湯が閉まってたら、ゴメンやで!

こんな旅はまた次回に続きます!

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