知念岬から沖縄県民の聖地でもある世界遺産の「斎場御嶽」へ向かう【沖縄旅行記㉑】

沖縄旅行記2020年秋-㉑

 旅行期間:2020年11月11日~14日(3泊4日)
(From Cape Chinen, I headed to Saifa Utaki, a World Heritage Site that is also a sacred place for Okinawans [Okinawa Travelogue 21])

沖縄の聖地巡礼!

さて沖縄旅2日目はまず南城市のガンガラーの谷を見学してからレンタカーに乗って、同じ南城市の東側にある世界遺産にも認定されている聖地『斎場御嶽(せーふぁーうたき)』へと向かいます。

 

今回はちょっと凝って「Google Earth Studio」を活用して、上空から目的地にズームする動画を作成してから、動く画像に変換してみました。「Google Earth Studio」では神様になったように宇宙から地球を見た視線で見る事が出来て、更には目的地に向かってズームする動画なども無料で作成できるので、興味があれば触ってみると楽しいですよ!

 

 

 

ガンガラーの谷から、次の目的地である「斎場御嶽」までは車で約20分ほどの道のり。

 

 

斎場御嶽訪問用の駐車場がある知念岬にて

その斎場御嶽の訪問者用の駐車場は少し離れた、この知念岬に大きな無料駐車場が造られているので、そこに車を停めてまずはこの海沿いの景色を眺めてみる事にした。沖縄というと海に囲まれた南国リゾート地というイメージが強いので、このような海沿いの景色を見ると沖縄に来たと実感できる気がする。

 

 

知念岬からの景観!① 動画

 

 

ここからの景色を眺めるだけで充分良かったけど、もう少し先に目をやると、このように岬の先にまで公園が広がっているのが見える。あそこの公園から眺める景色もここからとそう変わらないと思うけど、とりあえず先端まで行ってみる事にする。

 

ここは「知念岬」という場所らしいけど、ボクら世代だと「知念」という名前を聞くと、「知念里奈」という同年代の沖縄出身の歌手を思い出してしまう。この知念里奈がデビューした時代は、安室奈美恵やマックス、SPEED(スピード)など沖縄出身のアーティストがブームとなっていた記憶が思い出される。。

 

 

下の岬の先端に造られている公園側に来てみたけど、やっぱりさっき上から見た景色とそこまでの違いは感じられない。この訪問時はちょっと雲がこんもりとしていたのであまり綺麗に海が見えなかったけど、快晴の時に訪問すれば太平洋の綺麗さと珊瑚礁が生息するこの海岸のコントラストの景色がとても綺麗な場所だという。

 

そんな知念岬の先端にはこのようなオブジェが設置されていて、近代的なデザインだけにあまりコテコテの沖縄らしさを感じさせないオブジェとなっていた。

沖縄43
沖縄43

大きなシーサー像でも良かったサ~~!

 

ただこのオブジェも鏡のように綺麗に反射しており、毎日近くの人がこのオブジェを拭いて手入れをしているのかと思わせるような綺麗さだった。このような浜風が吹き付ける場所はそこに設置されているオブジェが錆びやすいのかと思うけど、そんな錆を感じさせない程に綺麗であった。

 

 

知念岬からの景観!② 動画

 

 

そんな知念岬の先端には、このような「知念村閉村記念碑」なる物が設置されていた。足元にあったのでここを訪れる人は見逃す可能性がありそうな記念碑だけど、平成17年にこの周辺の村が合併して南城市に統合されてしまった歴史を残す物だった。

 

沖縄というとこのような南国のビーチが綺麗に思える場所だけど、今回の沖縄滞在時にはスカっと晴れた天気があまり無かったので、1ヶ月前に訪れた奄美大島での景色が綺麗過ぎた為に、その奄美大島に押されて沖縄の景色があまり綺麗に思えなかったのが残念である。。

 

 

 

道の駅「南城」にて

そんな知念岬公園の無料駐車場に車を停めてから太平洋を見回した後は、斎場御嶽を目指して進む事にする。するとこのように斎場御嶽の入場券がこの道の駅で販売されているという看板を目にするので、ここで入場券を購入する事にする。なお、ここの駐車場は全て無料となっているが、建物近くの駐車場はみんなが停めようとして満車になりやすいので、その場合は岬奥側の駐車場に停めざるを得ないのである。

 

これから訪問する「斎場御嶽」は世界遺産にも認定されている場所なのだが、意外とこの道の駅というか物産展で入場券を売っているのがちょっと意外だった。恐らく斎場御嶽を訪れる人はほぼこの場所を通るので、ここで入場券を販売した方が効率がいいのかもしれない。

 

そんな物産展の前にあった、この自動販売機は飲料ではなくて、「寄言」という御神籤的な物の自動販売機だった。ただ1回500円とそれなりのお値段だったので、実際にこの自販機で寄言を購入する人がどれくらい居るのか、知りたかったが。。

 

さてここでは自動販売機で斎場御嶽の入場券を販売していたけど、この自販機は1台しか設置されていないので、購入するのに並ばないといけない状態が発生していた。世界遺産に認定されている場所だけに観光客が多そうに思うけど、自販機が1台しか設置されていない所を見ると、それで事足りるという事か? それとも、もう1台設置する財政的な余裕がないからか?

※斎場御嶽の入口では入場券を販売していないので、ここで入場券を必ず買ってから行きましょう。

 

そんな物産館の前にはこちらの、南城市公認のゆるキャラである「なんじぃ」が設置されている。ゆるキャラというと「くまモン」とか「ひこにゃん」とか有名なキャラクターは知っているけど、地方に行ってみると実に多くのこのようなキャラクターが各地で生み出されている事を知るのである。

国内旅は各地のゆるキャラを知る旅でもあります!

 

 

あまりお土産を買うつもりは無かったけど、ちょっと物産館の中に入ってどんな物が売られているのかを確認してみる。沖縄土産の置物だと、やっぱり定番なのはシーサー像だけど、このようにちょっと可愛らしい小さなシーサーの置物が場所を取らないのでお土産用に向いているようにも思えたが。

 

そんな物産館の前にはこのように岩を利用して製作されたと思われる、個性的なシーサー像も見られる。とにかく沖縄ではこのシーサー像が至る所にあるイメージがあり、沖縄=(イコール)”シーサーの国”という印象を持ってしまう程である。

 

ここは「がんじゅう駅・南城」という名前が付けられている道の駅的なスポットとなっているが、この「がんじゅう」とは沖縄の方言で「健康な」とか「頑丈な」とかいう意味だとか。

 

まずはトイレを済ませておこうとこの建物に入ったけど、ちょっとした展示が館内でされていて、かつ無料で見られるので少しだけ見学してみる事にする。沖縄という離島は本州からはだいぶ遠く離れているので、船など移動手段が無かった昔ではあるが、何かしら本州とも交流があった様子が感じられる勾玉が置かれていた。

 

この勾玉はこれから見学する斎場御嶽の奥から出土した物らしく、異国のように感じる沖縄ではあるものの、日本本土と似たような文化を形成していた事が伺える出土品である。

 

こちらはこれから向かう斎場御嶽の中でも一番の聖地とされている名所の「三庫理(さんぐぅい)である。沖縄神道ではこのような場所に神様が宿ると考えられており、琉球王国の中でも一番の聖地とされている場所となっているようだ。

 

この斎場御嶽は15~16世紀の琉球王国:尚真王治世時代に造られたとされていて、「斎場=最高の」+「御嶽=祈り場/聖地」という意味があるという。しかしここは単なる観光地ではなくて地元住民の大切な聖地で、今でも多くの現地の人々が祈りに訪れる場所となっているが、世界遺産に登録されてから観光客が大幅に増加した為に、その地元住民の祈りが邪魔される機会が増えて問題となっているようだ。

 

 

斎場御嶽の入口へ向かう!

なお斎場御嶽の入口付近には駐車場が用意されていないので、車で訪れる人はここから徒歩で入口まで向かう必要がある。

 

斎場御嶽までの徒歩ルート

「がんじゅう駅・南城」から「斎場御嶽」までの徒歩ルート

ただここ「がんじゅう駅・南城」からだと約500mの道のりなので、そこまで歩く必要がなく辿り着く事が出来るようになっている。

 

こちらの道は一応車の侵入が出来る道にはなっているが、あくまでもここで住む地元住民用の道なので観光客は観光客向けの駐車場がある、さっきの道の駅に車を停める必要がある。

 

ただこの斎場御嶽の参道的な通りも世界遺産に認定されて観光客が増えた事もあってか、その道中にはお土産屋さんや飲食店などが軒を揃えている光景が見られる。世界遺産に認定される事によって、その場所の歴史が守られるかと思ってしまうけど、観光客が大幅に増加するとその周辺に観光客目当てに商売のお店が増えたりして、その景観が壊されるというデメリットもあるのだ。

 

ボクの目はそんなお土産屋や飲食店には向かわずに、その途中に佇んでいた一匹の猫ちゃんに向かった。最近ではすっかり猫ハンター並みに猫を見つける能力が研ぎ澄まされてきており、得意の観察眼に一枚武器が加わったように感じる今日この頃。

 

 

斎場御嶽参道にいた猫ちゃん! 動画

 

 

ただそんな参道も日本本土のようにお店が沢山立ち並ぶ商店という感じではなく、普通に民家があったりで沖縄らしい景色だった。だけどこのようなサボテンは沖縄原産の植物ではなく、観葉植物として海を渡って持ち込まれた物ばかりを見かけるので、せっかくだから沖縄らしい植物を植えていて欲しかったと思う。

 

その参道的な道の途中には、このような立派な屋敷なども見られる。実はここ、「海のイスキア」というカフェになっているお店で、裏にはテラス席が設けられていて、目の前に広がる海を眺めながら軽食が楽しめる場所になっているようだ。

 

 

そんな建物の入口付近で鮮やかな色の花を咲かせていた、この植物は宮崎空港の名前でも有名な「ブーゲンビリア」である。この植物も熱帯雨林気候下で育つものだが、これも沖縄原産ではなくて、南米原産の植物となっている。

琉球姫
琉球姫

沖縄には南米原産の植物が多いのよ!

 

 

そして程なく、世界遺産にもなっている「斎場御嶽」の入口が見えてきます。なお、この場所は観光客からしたら世界遺産にも認定されている歴史的な場所というだけですが、地元住民からすれば神社の本殿のような聖地と崇めている場所なので、失礼の無いように見学する場所となっているのでそれなりに配慮が必要です。

沖縄43
沖縄43

地元民に失礼の無いように、見学するサ~!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓沖縄旅行記:初回↓↓

13年振りに訪れた沖縄でのメンソーレな旅の始まり【沖縄旅行記①】
2020年11月中旬に13年振りに、沖縄の地を踏みしめます。今回は3泊4日の旅程で、沖縄らしさを味わう旅にしたいと思います。
タイトルとURLをコピーしました