予想以上に観光客が溢れる秋保大滝で、滝壺まで歩いて下る【仙台旅行記②】

仙台旅行記2020年秋-②

 旅行期間:2020年11月3日~5日
(Akiu-Ohtaki Waterfall is overflowing with more tourists than expected, and we walked down to the waterfall basin.)

人が多い名勝!

仙台に到着してまずやって来たのは、仙台中心部から西の方へバスで約1時間30分ほど揺られて到着した「秋保大滝」。宮城交通のバスを降りると、まずはこちらの西光寺内へとみんなが進んで行くので、その流れについていく事にする。

 

【秋保温泉】

住所:太白区秋保町馬場字大滝

 

 

 

秋保大滝にて

秋保大滝の手前に建立されている西光寺内には、江戸時代の1825年に再建された秋保大滝不動堂があります。この堂内には高さ3.3mにもなる現存する金銅不動明王として、日本一の大きさとなっている像が鎮座している場所でもあります。なので秋保大滝観光にやって来た人は、まずここで秋保大滝不動尊にお参りしてから滝を見に行くというのが定番の礼儀になっているようだ。

 

この西光寺ではこのように「東京オリンピック開催成就の為」と書かれた札が張られており、この時点では2020年東京オリンピックは翌年に延期となって果たして無事オリンピックが開催されるのかが不透明な時期となっていた。しかし後からなってみると、多額の費用を掛けた世界一のショーであるオリンピックを強引に開催し、色んな批判があったものの、成功とは言うよりは、やり得みたいに思えたような。。

 

そして秋保大滝不動尊にまずお祈りを済ませた人達は、寺の奥にある秋保大滝へと向かう道の方へと進んで行く。この時はあいにく小雨が降り出していたけど、本降りにはならずにすぐに雨は止んだ。

 

”日本の滝百選”にも選ばれているという秋保大滝は、昭和17年には国の名勝指定を受けている場所でもあり、またこの近くにある秋保温泉は江戸時代に東北有数の温泉街として栄えた事もあって、昔から多くの観光客が訪れている場所のようだ。

 

西光寺から奥にある秋保大滝が見えるスポットまで続く道は舗装されているけど、あまり広い道ではないので、1列に並んで進む。しかし前の方を歩くかなりご年配のご婦人がゆっくりゆっくりと進んでいたので、その後ろには長い列が出来ていたが。。

 

そして奥に進むと昔からの観光地だけあって、このような僻地にも茶店が造られているのが見える。なおこの秋保大滝周辺にはあまり飲食店が無いので、観光客が一番集まる祝日の昼間などはどこも混雑するので、もしここで昼飯を食べるのであれば先に食べてから滝を見に行った方がいいと思う。

 

 

秋保大滝の滝見台にて

寺から奥に続く道を少し進むと、奥に大勢の人達が溜まっている場所が見られる。ここが秋保大滝を展望できるスポット「滝見台」で、まずはここから”日本三大名瀑”にも称される事もあるという秋保大滝を眺めるようだ。

 

ここからは滝を見れるだけで、滝壺までは少し道を迂回して800mほど歩かないといけないようだ。なので先程のご高齢の御婦人などは、ここから滝を眺めるだけで帰るのであろう。ただこの滝壺近くまでは車でも行けて駐車場もあるので、全て歩かないといけない訳でもない。だから車で訪れる人は滝壺側まで、車で移動する方法もある。

 

この2020年は色々と国内旅行をしたけど、その殆どが観光客が少ないタイミングと場所を訪れたけど、ここでは11月上旬の紅葉シーズンと祝日が重なって、大勢の観光客達と鉢合わせしてしまった。これだけ人が多いとゆっくり写真を撮っている暇もないし、コロナ感染の恐れもあってあまり長居したいとも思わない。

 

この滝見台から見える秋保大滝は、このような感じ。諸説によって変わるらしいけど、”日本三大名瀑”にも称される事もあって、なかなか豪快に水が流れ落ちる滝。また2月などの一番寒い時期には凍結する事もあるという。

 

この2020年11月は”GO TO キャンペーン”と更に追加された地域共通クーポンの影響もあって、しばらく旅が出来なかった庶民のストレスが解放されて、多くの観光客が旅行をしだした頃。ただボクはこのような人が密集する場所は嫌いなので、祝日に来たのが失敗であった。。

オカンの都合に合わせて、祝日出発となったのでした。。

オカン
オカン

私がスポンサーなんだから、文句は無しよ!(怒)

 

さて遠路はるばる秋保大滝までやって来て滝見台からの景色だけでは満足できないので、滝壺まで見に行く事にする。この2020年は新型コロナウイルスが全世界に急速に感染し、どこでもマスク着用となったけど、その分こういったマスクのゴミが世界的にも増えてしまった。自分の使っていたマスク位ゴミ箱に捨てるのが普通だと思うけど、今の日本人にはそんなモラルの欠片も持ち合わせてないように思える光景。

ちなみにボクは同じ布マスクを1年以上使ってます!

 

滝見台から滝壺まで向かう道は、このように一応整備されているけど、大自然の中を進んでいるような雰囲気もある道となっている。明確な道標は無いけど、行き交っている人の姿を見ながら進んで行く事にする。

 

ただ途中にはこのような階段も設置されているので、全く手付かずの道を進む訳ではないので、そこまで警戒する必要はないと思う。だけどハイヒールのような安定性に欠ける靴での訪問は、控えた方がいいとは思うが。。

 

そんな滝壺まで向かう道は、途中このように道がなくて木の根っこが剥き出しになっている場所もある。普段はこのような場所をあまり歩く事がないので、こんな景色も楽しみつつハイキングしている気分で進んで行く。

 

更に進んで行くと、このように階段途中にまで木が生えているのが見られる。階段を造る時から生えていた木なのか? それとも階段を造ってから生えてきた木なのか?

オカン
オカン

階段を造る時から生えてたんちゃうの?!

 

そして進んで行くと車道が出てくる。ここまでは約400m歩いてくれば到達する場所で、今の山道っぽい道を歩くのが嫌だったりすれば、車道側を迂回してくればここに辿り着けるようにもなっている。

 

この道路に出た時点から、滝壺までは約400mのようだ。またこの辺りは自然が広がる山などもあるので、猪などの野生動物に遭遇する可能性がある。しかし都会に住む現代人は普段から野生動物の存在を殆ど気にしていないので、このような地方の自然溢れる場所に来ると動物が出てくるかもしれないという可能性すら頭に浮かばない。

 

観光地は平日だと訪れている観光客はそこまで多くないけど、祝日などの休みとなると平日に行けない人達が大挙して訪れる。だから1人旅では殆ど平日に行く事にしていたけど、日曜日や祝日などに観光地に行くと人が多過ぎて全然楽しめなかった印象しか残っていない。。

 

少し進むと橋が見えてくる。この橋が架かっているのはここから仙台市内へと流れて、太平洋まで流れ出る一級河川の「名取川」の上。なのでこの川を泳げば、仙台市内まで辿り着ける事になる。

オカン
オカン

帰りは1人で川泳いで帰りや!(笑)

 

こちらがそんな橋から見える名取川で、この先に秋保大滝の滝壺があるハズだけど、木々が邪魔してここからはしっかりその姿を確認する事が出来ない。ただここからでも滝壺に降り注ぐ滝の音は、聞こえてくるが。

 

 

このような山奥で温泉と滝を見に大勢の人達が本当にやって来ていたのかと思う程に僻地だけど、ここまでバスに乗って来た「宮城県道・山形県道62号仙台山寺線」は、宮城県と山形県を結ぶ重要な道で、宮城県で一番の宿泊者数を誇る秋保温泉と、山形側にある「山寺」を結ぶ道でもあり、意外と交通量の多かった道のようだ。

 

 

橋から眺める秋保大滝 動画

 

 

さっきは橋の上から秋保大滝が見えなかったけど、橋の奥側に進んで行くと滝の様子が見えてくる。ここはさっき滝を眺めたスポットに比べると、滝との距離があるのであまり近くには見えない。

 

そして橋を渡った先にはこのように「秋保大滝 滝つぼ駐車場」(無料)が設置されているので、車で訪れる人はここに駐車すればよい。なお、ここから少し北東に進んだ所に「ニッカウヰスキー:仙台工場宮城峡蒸溜所」があり、あの竹鶴政孝が創り上げたジャパニーズウィスキーを製造している工場もある。

 

そしてここから滝壺までは勿論歩きでしか行けない。まずは橋の袂から下に降りる階段が続いている。ただここもちゃんと手摺などが整備されており、よく観光客が訪れる場所なので特に危なくも感じない道となっている。

 

ただ足元はこのような土になっているので、雨が降った後などは足元がぬかるんでいるので少々注意が必要。しかしそんなに険しい坂や階段があったりする訳でもないので、特に難所でもない。

 

 

滝壺まで向かう道 動画

 

 

この滝壺まで向かう道を進んでいると、左手に段々と滝が近づいてくるのが分かります。東北地方でも有数の滝だけに水量が豊富なので、流れ落ちるその轟音が段々と肌で感じるようになってくるのであった。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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