豪快に大量の水が流れ落ちる秋保大滝を滝壺から見上げる【仙台旅行記③】

仙台旅行記2020年秋-③

 旅行期間:2020年11月3日~5日
(Looking up from the waterfall basin at Akiu-Ohtaki Falls, where a huge amount of water is flowing down.)

祝日はやっぱり人だらけ!

ここは仙台のある宮城県の中でも有数の観光地となっている「秋保大滝」。元々はこの滝よりも近くで湧き出ている温泉が人気な場所であり、江戸時代前期に出来た老舗旅館などもあったりで、宮城県内でこの秋保温泉街が一番宿泊客が多い場所ともなっているそうだ。

 

【秋保温泉】

住所:太白区秋保町馬場字大滝

 

 

 

秋保大滝の滝壺へ向かう!

そんなに宮城県内でも人気の観光地とは思わなかったので、祝日に訪れた事もあって大勢の観光客の姿を見ただけでちょっと萎えてしまった。しかしこの滝壺へ向かう道だけは人が少なかったので、少々元気を取り戻して進むのであった。

 

 

滝壺近くの景色 動画

 

 

しかし滝壺近くになって来ると、滝から流れ落ちる水の轟音と共に、若者達のはしゃいでいる声などが聴こえてくる。このように滝壺まで向かう道はあまり人影が見られなかったけど、滝壺近くでは多くの観光客が集まって写真などを撮っている光景が目に入る。

 

そして奥まで進むとそこから滝壺へ降りる石段となっている。この滝壺まで降りる階段はコンクリートで造られているけど、滝壺周辺は岩が散乱しており、その上を移動する事になるのでヒールなどでの見学はちょっとシンドイように思える。

 

濡れている岩の足場ながら、コケずに器用に進んで行くオカンの後ろ姿を見送る。勿論前を歩かせるのは、後ろだったら急に滑り落ちてこられると困るからである。

 

秋保大滝の滝壺にて

そして岩場を器用に進んで行くと、このように綺麗な滝壺の景色が見えてくる。冷静に考えると水が流れ落ちるだけの滝だけど、その水量が多いと知らず知らずのうちに人を寄せ付けてしまうのだろう。

 

なお滝壺のドアップ写真だけ見ていると分からないけど、このように広角レンズで撮影すると、この滝壺周辺に多くの観光客が集まっているのが分かる。特に今の時代はみんなスマホを持っていて誰でも手軽に写真を撮れる時代なので、このような場所で写真を撮りたくなってしまうのだろう。

 

そんな人気の滝壺に比べると、誰も見向きもしない下流側。さっきまで豪快に流れ落ちていた水とは思えない程に、ゆっくりとした流れになっており、まるでバンジージャンプを終えた後にトコトコと歩いて帰る人間のようにも思える光景。

 

豪快な滝も見所あるけど、その大量の水がこのような岩場に差し掛かって白く水飛沫を立てながら流れていく景色も、荘厳な雰囲気が出ている。しかも川辺には綺麗に苔が生えている箇所もあり、日本的なワビサビが感じられる場所ともなっている。

 

せっかく滝壺だったらあまり観光客が居ないかと思っていたけど、ご覧のように滝壺になる程若い観光客が占める割合が高いようだ。それと中国系のような観光客もいたけど、彼らは正直あまり顔つきが綺麗でない人も、いかにもモデルが写真撮影しているかのように何回もポーズを変えながら滝をバックに写真を撮り続ける光景なども見られる。

 

 

豪快な秋保大滝の景色 動画

 

 

さっき滝壺までの道で潜水道具を持ったダイバーのような人もいたけど、この滝壺で何か調査をしていたのだろうか。夏場だったら、この滝壺に飛び込んでいる若者もいそうな感じである。

 

 

しかしこんな豪快に流れ降ちる滝でも、冬の最も寒くなる時期には滝が凍るという。そんな寒い時期に観光した事が無いだけに滝が凍るという現象を目にした事がないので、次は寒い時期に寒い場所へ行き、凍った滝を見たいと思う。

 

この旅行をしたのは11月3日とまさに紅葉シーズンだったので、それもあって多くの観光客が色んな場所に繰り出していたのだろう。紅葉を見に行く人は、若い世代というよりは年配の世代というイメージが強い。ちなみにボクはまだ紅葉などにはあまり興味がないので、どちらかというと若い世代に分類されるのかもしれない。

オカン
オカン

40歳超えたらオッサンやで!

 

この秋保大滝などが流れている場所は地形的に大昔から渓谷となっていた場所で、途轍もなく長い時間を掛けて、水が流れる場所が浸食されて、このような狭い盆地が形成されてきたのだろう。だからそう考えると、水が流れていく力というのもバカにはできないのである。

 

さて滝壺も人が多いのである程度写真などを撮った後は、素早く退散する事に。このように下を流れる名取川もこれから何万年も経ると、もっと深い川になっていく事だろう。

 

さて帰り道はさっき来た山道もどきを戻る。足場の悪い場所を歩くと普段はよく文句を言うオカンも、まだここはそんなに危なく感じなく、また体力もまだ残っているなので文句も言わずに付いてくる様子が見られる。

オカン
オカン

でもそろそろ腹減ってきたで!

 

さっき通った秋保大滝不動尊が祀られている本堂が見えてくる。江戸時代に造られたという事は木造建築物なので、かなりの年代物の建物という事でもある。

 

そんな不動明王さんにお祈りする為に、ここでは線香やロウソクなどを捧げている人の姿が見られる。コロナ禍になってもこういった昔からしている宗教的な行為は欠かせないのだろう。ただ今回のコロナ禍で無病息災などの祈りは、新型コロナウイルスの前には全く通じないという事が証明されたのであるが。。

 

本来は寺の敷地内なんだけど、昔から奥にある秋保大滝と一体化されているので、普通に秋保大滝の玄関口となっている鳥居。なおここは元々は仏教寺であったが、明治時代になってから仏教と明治政府が強制した神道が融合した場所となっているようだ。

 

そしてこの頃は13時頃となっており、今日はまだ昼飯を食べていなかった事もあって、そろそろ何かを食べたくなる時間帯となっている。さっきの西光寺脇にはこのように売店などが並んでおり、大勢の観光客が何かめぼしい食べ物がないかと物色している様子なども見られる。

 

売店ではこのように焼き団子1本300円なども売られており、ちょうど小腹が空いている時に食べるにはうってつけである。しかしオカンにとっては今の時間帯に焼き団子は食べたいとは思わないようで、もっとマシな物を食べたいみたいだ。

 

こちらは「大滝れすとはうす」というレストランになっている建物だけど、観光客が多い祝日の昼間とあって、ここは満員御礼だった。平日なら普通にすぐに入れそうな場所だけど、祝日だと全く入る隙間もなさそうな場所に様変わりしてしまう。。

 

こちらはその脇にあった駐車場だけど、ご覧のように空き待ちの車が数台待っている光景が見られる。特にこの2020年はコロナ禍の影響もあって最近全然観光できていない人が多かったのもあり、警戒感が解けてきた頃合いだったので一気に人々が観光地に湧き出してきたのであろう。

 

 

そしてここに到着した時に昼食の目星を付けていた、道路向かいにあるこちらの「手打ち蕎麦 二代目たまき庵」は、このように長蛇の列が出来ていた・・・。ここに到着した時は表に1~2グループしか待っていなかったけど、13時頃だとこの状況。店内の座席数は30席あるようだけど、これだけの列で待ち時間は最低でも1時間以上は待たないといけないそうだ。

オカン
オカン

もうここで食べずに、とりあえず仙台に帰ろうや!

 

 

という事であまりにも混み過ぎている光景を見て昼食を断念して、仙台へ戻る宮城交通のバス停で並ぶ事に。といっても次のバスまではまだ40分ほど待たないといけないのだが、このバス停もこの40分前から列が出来始めていたので、早々と仙台へ戻る事に決めたという訳である。

 

11月上旬と言うと紅葉のシーズンだけど、そのもみじの葉っぱの色が変わる理由を明確に説明できる人も多くはないと思う。勿論ボクも植物にはあまり興味が無く知らなかったので、少々調べてみた。

 

すると上記HPで分かり易く説明してくれている。簡単に説明すると、日差しの強い時期であれば光合成する色素の「葉緑素(クロロフィルとも)」が日光を吸収するのであるが、日差しの弱い時期になるとその葉緑素がまず分解されて緑色が消えだしてくる。ちなみにもみじの葉には緑色だけではなくて黄色の色素も入っており、まずは緑色だけが先に分解されるとこのように黄色が目立つ「黄葉(こうよう/おうよう)の葉っぱになる。

 

そして更に寒くなって日差しが一段と弱くなると、光合成をしていた葉緑素という色素がほぼ消えてしまい、今までは葉緑素によって光合成をしていた役割が出来なくなって、日差しは力を得るものではなくなり、逆に葉にダメージを与えてしまう物に変わってしまう。そこで葉を日差しから守る為に「アントシアン」という赤色の色素が作られて、それで葉を保護する為にどんどんと赤くなるという。そして葉っぱが赤くなりやすいのは、秋口に普段より日差しが強くなる時が多いほどに赤くなりやすい傾向があるという。

 

だから紅葉も木の種類や生えている場所やそれぞれの木の性格によっても、その葉っぱの紅葉度合いが変わるようだ。だから真っ赤な葉っぱが付いているもみじを見るのもいいけど、人間のように個性がバラバラなもみじの木を眺めるのも楽しめる訳だ。

仙台の政
仙台の政

色んな個性がある程に強くなるで御座る!

 

宮城交通バスで仙台駅まで返る!

そして道路反対側の蕎麦屋さんの行列が全然減らないのを見ながらバス停前で約40分を過ごし、やっと仙台駅へと戻るバスがやって来た。あまり本数が無いバスなので、乗り遅れには注意である。

 

行きの仙台駅~秋保大滝までのバスは約1時間30分ほどだったけど、帰りは+10~15分ほど多めに掛かった。仙台空港で購入した2日間の公共交通機関乗り放題「仙台まるごとパス」を購入したから秋保大滝までやって来たけど、冷静に考えたら近くにある秋保温泉も寄らずだと、往復に要した約3時間ほどの時間がかなりのタイムロスという結果的になってしまった。。

 

という事でバスに揺られて15時過ぎに仙台市内に戻ってくる。今から昼飯を食べるには中途半端な時間なので、とりあえず仙台城を目指して進み、途中に何か摘まめる物があればそれを食べる作戦で進む事にしたのであった。。

仙台の政
仙台の政

挨拶が遅れたでござる!余が創った仙台を楽しんでくれよの!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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