仙台旅行記2020年秋-㊶
旅行期間:2020年11月3日~5日
(Ate harako-meshi and Hinai-jidori chicken oyakodon at Sendai Station, and headed for Sendai Airport.)
お土産購入モード?!
仙台旅最終日は伊達政宗の霊廟がある「瑞鳳殿」と、長くこの地域を治めてきた伊達家の歴史ある品々が展示されている「仙台市博物館」をじっくり見学し、今日の予定は一旦終了となります。あとは仙台駅に戻り、とりあえず昼飯を食べてからオカンのお土産購入タイムに付き合い、その後に仙台空港に向かうだけとなります。
仙台駅へとりあえず向かう!
この仙台市博物館までは徒歩でやって来たものの、先述したように左膝の骨がかなり痛んでおり、さすがに仙台駅まで再び歩いて戻るにキツかったので、仙台城から最寄りの地下鉄の駅に向かいます。すると最寄りの「国際センター駅」前には、近くに国内フィギュアスケート発祥の地とされている「五色沼」がある影響で、建物前に国民的スケート選手のパネルが建っているのが見えます。
こちらはこの腰を大きくノケ反らした『イナバウアー』が代名詞代わりになっている荒川静香のパネル。彼女が金メダルを獲ったのも2006年トリノオリンピックなので、最近の若い子からするとその時の活躍を知らない子も多い事だろう。
そしてこちらのパネルはまだ皆さんの記憶にも新しい羽生結弦で、彼はこの仙台市出身でもあるのでご当地スポーツマンである。2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪で2大会連続のオリンピック金メダルに輝くという快挙を成し遂げ、また2018年には最年少で国民栄誉賞にも選ばれた偉人。
もう羽生くんも簡単にその辺で立ちションできんな・・・
この仙台城敷地内の地下を走る地下鉄東西線は、2015年末に開業したばかりなので駅構内もまだ比較的新しく見える。そして大阪の駅ではまだあまり見られないホームドアが完備されており、近代的な仙台市という印象を地下鉄構内で感じるのであった。
仙台駅で昼食タイム!
さて仙台の中心地であるJR仙台駅に戻ってきました。今日はもうこれ以上観光の予定が無く、熱心に博物館を見学していると14時を過ぎていたので、お腹が減ったと小言を言うオカンの要望を受けて入れて、駅チカの飲食店へと入る事にします。
個人的にはこのように大きな駅の地下にある飲食店街にはあまり魅力を感じないのですが、そろそろオカンの不満が爆発しそうな感じにも受けたので、ここはグ~~っと堪えて適当なお店を探して入る事にします。
そして選んだお店は「炙屋十兵衛 仙台エスパル店」という、焼き鳥や”究極の親子丼”などでも人気の居酒屋色が強そうなお店。14時過ぎの時間帯だったので、他のお客さんの姿はマバラにしか見られなかったが。
オカンの気を惹いたのが、こちらのプレートにもある「はらこ飯」。実はこのはらこ飯は宮城県の郷土料理の1つらしく、「はらこ」とは鮭のタマゴである「いくら」を差す言葉。なのでイクラ丼と一緒かと思ってしまうけど、イクラ丼は普通のご飯の上に乗せるけど、このはらこ飯は鮭の煮汁使ってご飯を炊いているので、それでイクラ丼とは区別されているという。
税抜きで1,700円というそれなりのお値段の定食なので、はらこ飯以外にもサラダや付け合わせも満載になっている。
なかなかはらこ飯、旨かったで!
そしてボクが注文したのはお店の外側にポスターの張ってあった「比内地鶏の親子丼」である。比内地鶏というと日本では”日本三大地鶏”に入るとされているブランド鶏であるが、あまり食べ物には興味が無いのでそこまでブランド鶏だからと言って銘を受ける訳でもないのだが。。
これが恐らく比内地鶏なんだろうけど、特にこれと言って普段食べる親子丼と変わりがあるようにも思えない。比内地鶏という名前を全面に出すお店程、個人的にはあまりいい印象を受けない。このような居酒屋チェーン店だと、本当に料理にこだわりがある訳でもなさそうだし、まずはお客を呼び込むネームバリューとして比内地鶏という名前を活用しているだけにしか思えないのである。。
文句を言わずに、美味しいって言いながら食べなさい!(怒)
仙台駅でお買い物タイム!
さて昼食を食べ終わり、後は仙台空港に18時までに向かえばいいだけなので、ここでお土産を物色したいというオカンの要望を聞き入れて、仙台駅のお土産コーナーを徘徊する事にする。
ズンダ餅、ズンダ餅・・・
仙台のお土産コーナーでは必ずと言っていい程に目にする、この「かもめの玉子」。一言で言えば丸い饅頭のようなお菓子なのであるが、販売数を増やす為に外観やパッケージにもこだわって、色んな商品を展開している様子が見られる。
見た目はこのように卵のような外観になっているが、ボクとしては東京土産で代表的な「東京たまご」にしか思えないのである。
仙台にはやっぱり一番の有名人である伊達政宗の名前を使って、色んなお土産が展開されているのが見て取れる。こちらのビールにはその名もズバリ「伊達政宗 麦酒」という、そのまんまの名前まで付けられている。
ワシの名前も商標登録しておけばよかったでゴザル・・・
仙台ではやっぱり「牛タン」のイメージが強い食文化であるが、意外にも宮城県付近で生産された牛から獲れた舌ではなくて、その殆どがアメリカやオーストラリアから輸入されているので、国産の牛タンの割合はとても低いという。
また最近見たニュースでは、そんな仙台名物でもある牛タンの値上げニュースが目に付いた。コロナ禍によって世界は大きく変動し、急激な経済回復に対して対応できない資源や農作物などがドンドンと値上がりしている。特に輸入品に大きく依存している牛タンだけに、値段が落ち着くまでは仙台の牛タン店も不安な日々が続く事だろう。
そしてその仙台駅構内の飲食店街の脇には、このように宮城県の郷土料理や名物料理がミニチュア模型で飾られているのが見えてくる。宮城県名物料理が80個もあるのかまでは分からないけど、さっきオカンが食べたはらこ飯などもしっかり展示されているのが見える。
こちらは昨日の夜に食べた「マーボー焼きそば」である。その名前にわざわざ「仙台」と名前を打っている所に、仙台名物という印象を植え付けたいという飲食店業界の思惑が垣間見れるような。。
こちらの「ずんだ」とは、枝豆やそら豆を磨り潰して緑色のペースト状になっている物の事を差す。このずんだはあの伊達政宗が気に入っていたなど、その発祥に彼が関わっているような諸説が沢山存在するが真偽の程は分からない。
今回の仙台旅で記憶に残ったのが、このずんだです!
そして盛んに「ずんだ、ずんだ・・・」と口にしているオカンは、追加でズンダ餅を買いたいらしく、ズンダ餅関係のお土産屋さんを何軒も見て回っている。どうやら先日試しに購入して食べたら美味しかったので、それと全く同じ商品を買いたかったそうだ。
そしてやっと「見つけた!」と声がして、嬉しそうにズンダ餅のお土産を購入するオカン。そのお店はこちらの「喜久福」で創業約100年を誇る仙台でも老舗のお菓子屋さんだった。
そしてここではずんだのアイスクリームも食べれるので、このアイスクリームを食べるのもオカンの目的の1つであったようだ。ここでは店内に少しながらイートイン席があるのだが、そこに座って見ていると結構な割合で女性客が次々にこのずんだのアイスクリームを購入していっていた。
今日もそれなりに歩いて、また博物館で1時間半ほどの見学をしてすっかり疲れたオカンだけど、このように甘い物を食べるとアンパンマンの如く
体力100倍!♪
という感じで嬉しそうにずんだのアイスをパクついていた。
その近くには日本が誇る魚マニアである「さかなクン」が描いた色紙も展示されていた。魚が好きすぎて魚の知識が莫大に増えていき、それが認められて東京海洋大学客員准教授になり、その後は名誉教授にまでなったりと、趣味が高じてそれを仕事に大成功できるという稀な成功例でもある さかなクン。
仙台駅構内にはこのように『サイボーグ009』のデザインが入ったコインロッカーも設置されていたけど、このサイボーグ009など石ノ森章太郎氏が生み出したキャラクター達は、昨日訪れた石巻市でたっぷりと見たのでもうお腹いっぱいである。。
仙台空港へ!
そして仙台の街が便利に感じるのは、その中心地である仙台駅から仙台空港と電車が繋がっていて近いからである。大阪も伊丹空港と関西国際空港と2つの空港を選べるので比較的便利なのではあるが、福岡空港や仙台空港のように電車で30分圏内という立地は強いと感じる。その中心駅が空港に近い程に観光客は最後の最後まで中心地に滞在するので、消費するお金もそれに合わせて増加している事だろう。
最近の若い世代はこのような二次元キャラクターに夢中になっているようで、その世代に向けたパネルや宣伝などがチラホラと見られる。特にコロナ禍で人と実際に接する機会が減ってしまい、リモートワークなどの推進でどんどん生身の人と接する機会が減っているので、このような二次元キャラクターに若い世代は更に依存していくように思われる。
さて久々に帰ってきた感のある仙台空港に到着します。2泊3日の旅もそろそろ終焉を迎えるタイミングとなっていますが、空港に戻ってきてちょっと寂しいという気持ちよりも、また次の旅が始まるという予感に近い期待する気持ちの方が大きいのである。
というか、また帰ってすぐに次は沖縄に行くのですが。。
この時の仙台空港は国際線は殆ど就航しておらず、国内線だけだったのでガラっとした閑散とした雰囲気。コロナ禍前までは溢れる程の人が詰めかけていた空港とは思えない位の状態で、以前からしたらとても考えられない景色でもある。
さて帰りの空港に到着したからといって、それで旅が終わる訳でもありません。まだ時間は残されているので、最後に仙台空港内を散策して、展望台からの景色を眺めて最後の最後まで仙台の雰囲気を楽しむのである。
こんな旅はまた次回に続きます!
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