国際通り脇で下ネタな土産を購入し、ゴーヤチャンプルの美味しい「あかさたな」で晩飯【沖縄旅行記㉚】

沖縄旅行記2020年秋-㉚

 旅行期間:2020年11月11日~14日(3泊4日)
(I bought some bawdy souvenirs on the side of Kokusai Street, and had dinner at “Akasutana”, which serves delicious fried goya (bitter melon) [Okinawa Travelogue 30])

ハマったゴーヤチャンプルとの出会い

沖縄旅2日目はレンタカーを借りて、ガンガラーの谷⇒斎場御嶽⇒中城城跡⇒旧海軍司令部壕と見学し、これにて本日の予定は全て完了。という事でレンタカーを返して、国際通りまで歩いている途中に大きな複合施設の建物があったので、その上に登ってみて那覇市内の景色を眺める事にした。

 

 

那覇市内にて

初日にこの辺りを歩いている時に気になっていたのが、こちらの緑溢れる、少しデザインに凝ったように見える建物。こちらの建物は沖縄県民にはお馴染みの「那覇市役所」で、2012年に新築されて今に至る。沖縄戦後にアメリカ軍に占領された沖縄では市庁舎が転々とし、最終的に1965年にこの地に定まる。そしてその際に建てられた旧市庁舎の建物は約44年間の役目を終えて取り壊されて、今はこのようなモダンな建物となっている。

 

ちなみにその那覇市役所の隣にあるのが、これまた沖縄県民にはお馴染みの「沖縄県庁」(左側)の建物である。初日に利用したモノレール駅が「県庁前」という名前だったけど、駅からは少しだけ歩かないといけない距離にある。なので、個人的には「県庁前」というよりは、「県庁近く」という名前の方が最適ではないかと思うのだが。。

琉球姫
琉球姫

この県庁は建築家:黒川紀章さんが設計に参加した建物よ!

 

 

「御菓子御殿国際通り:松尾店」に寄り道

さて今日はあと晩御飯を食べる位しか目的が無いので、昨日は素通りした国際通りなどをじっくり散策する事にしてみた。そしてまずは昨日も目に留まっていた、国際通りを入って直ぐに見えていた、こちらの『紅芋タルト』で有名な「御菓子御殿国際通り:松尾店」にちょっと寄り道する事にした。

 

 

沖縄旅行に行ってきた人の多くが恐らく購入するだろう、こちらの紅芋タルトと言えば、このお店の名物商品らしい。勿論ボクもこの紅芋タルトを食べた事があったけど、別にここで買いたいとも思わないし、今食べたいとも思わないが。。

オカン
オカン

コラ~~、何か土産、買ってこいや~!(怒)

 

この店舗内はお菓子の製造工場も兼ねており、このように店内ではガラス越しにその製造ラインを見学できるようになっている。しかしこの訪れたタイミングでは、残念ながらそんな製造ラインが動いていなかった。今まではそれなりに稼働していたであろう機械だが、コロナ禍によって大幅に客足が減ってしまい、お土産用のお菓子を作っても全然売れなくなってしまったのが影響していたのだろう。

琉球姫
琉球姫

コロナ禍によって、前年比で売り上げが70%も減ったみたいよ・・・

沖縄43
沖縄43

観光業で成り立っている島には大打撃サ・・・

 

そして単に商品が売れないという問題だけではなく、そのお菓子の原料となる紅芋は地元農家と契約栽培しているので簡単にキャンセルできず、大量に余った紅芋を何かに転用せざるを得なくなってしまった。そこで苦しみながら新商品の開発などを行い、窮地を逃れて新しいアイデアに生まれ変わったという。

 

この紅芋タルトは沖縄で昔ながらに愛されてきたお菓子ではなく、実は1980年代に村興しの一環として特産品の紅芋を活かして開発された商品。そしてその紅芋の甘さが評判となって、次第に人気が出てきて、今ではちんすこうと共に沖縄のお菓子を代表する物にまで成長したのである。

 

何気に食べた事があるお菓子も、その裏には色んな苦労話が存在し、ここまで大きく売れるようになったのは全て努力の積み重ねである。しかし単に努力しただけでは簡単に商品は売れず、努力と共に工夫を凝らした末にこのような沖縄を代表する看板商品になった事だろう。

結局、この紅芋タルトは買いませんでしたが・・・

オカン
オカン

なんでや! 楽しみにしてたのに!!(怒)

琉球姫
琉球姫

沖縄に来て紅芋タルトを買わないのはダメですよ!

 

そしてその紅芋タルトのお店の反対側にあった、こちらの雑貨屋さんも初日に同様に気になっていたお店。せっかくなのでこちらも少し店内の様子を見てみる事にする。

 

ボクの親父もこのお店に置かれているようなアメリカ雑貨や等身大のマスコット人形などを収集していたので、そのような店構えの雰囲気を見ているとボクも吸い寄せられてしまうのである。

 

こちらはあの有名な漫画でも一番印象的なシーンの姿をしている、矢吹ジョーの人形。そしてこの人形の腰部分に取り付けられていた、持ち出されないようにしていたベルトの方が印象に残ったのであるが。。

琉球姫
琉球姫

このような人形も、勝手に持って帰る人もいるから怖いよね!

 

この雑貨店はアンティークっぽい感じでもないし、完全なアメリカ雑貨的なお店でもなく、一応はお土産屋として生計を立てているので、そこまで惹かれる物も見当たらなかった。というか、今回の旅ではあまり無駄な物を買わないでおこうと思っていたので、ここで財布の紐が緩む事は無かったのであるが。。

ただ別の所で財布の紐は緩むのであるが・・・(笑)

 

今日の観光予定は終了したけど、この時点では17時頃とこのように明るくて、一日が終わるにはまだまだ時間がある。この国際通りは”THE 観光地の商店街”というギラギラした感じであまり好きになれなかったけど、その脇にある通り沿いに昔ながらのお店があったりするようなので、その辺りに向かう事に。

 

 

市場本通りにて

そして国際通りの脇道を入っていくと、このようにアーケード商店街が見えてくる。元々は国際通りにあった個人のお店などは、段々と商業地区として発展する毎に大きな会社が入ってきた為に、このような路地裏的な脇の通りに移転していったようだ。

 

そんな市場を見て散策するだけで充分に楽しかったのであるが、ここ沖縄でも沖縄らしいデザインのパンツに興味があって、そんなパンツが置かれていたお店に吸い込まれるように入ってしまったのである。。

 

 

沖縄デザインのご当地パンツを探して店内に入ると、狭い店内には面白い商品が意外と沢山置かれていて、店内の陳列物を見学しているだけでもそれなりに楽しめるお店だった。そしてその一角に陳列されていた、一見コンドームには思えないようなパッケージデザインが施されているコンドームに目が行ってしまう。。

元々パッケージ会社に勤めていたので、箱を見て買ってしまうのです・・・

 

こちらは新婚で早速子供が出来た、スペインやベトナムに一緒に旅行したお友達である岡ちゃん用のお土産として購入。コンドームには思えない位にフザけたような面白いデザインを見て、購入を決めたのである。個人的には商品よりもこのパッケージにとても惹かれてしまい、この面白いデザインを製作したデザイナーに会ってみたいと思わせる商品だった。

 


 

だが岡ちゃんに渡しそびれて、結局2021年11月に再会した鹿児島在住の”西郷どん”にプレゼント。彼は独身なのでまだまだ使う機会があるだろうからとプレゼントしたら、意外と喜んでいたのが印象的だった。


 

 

こちらは沖縄ご当地のパンツで、1枚1100円ほどのお値段。デザイン的には先程のコンドームの箱ほどの面白さは無かったけど、ボクの好きな黄色い生地だったので購入を決めたのである。

 

そして再び店内を物色していると、これまたボクの好きな赤色の生地の沖縄デザインのパンツを発見する。さっきの黄色いパンツはどこのお店でも販売していたが、この赤いゴーヤパンツは他のお店では見かけなかった。という事でこちらもお買い上げ!

 

さて面白いお土産を購入できて物欲は満たされたので、次は晩飯を食べるお店を探す事にする。昨日は色々飲食店を物色した上で、最終的には沖縄ローカルのサンエースーパーでゴーヤチャンプル丼を選んだのであるが、今日はスーパーでの晩飯ではなく、どこかのお店に入ろうと決める。

 

しかし国際通りだけ見ているとイマイチ面白みを感じなかったけど、路地を一本入ると沖縄らしい感じが見られる商店街だったので、この辺りを散策しているだけでも充分楽しかった。個人的には大量販売しているお店よりも、個人経営の個性が滲み出ているようなお店が好きである。

 

それから飲食店をグルグルと歩いて探し回って、一旦ホテル近くまで戻ってきたので部屋に荷物を置いて、再び国際通り近くを散策する。既に先程から約1時間程歩き回っていたので、既にもう暗くなってしまっていた。そして更にグルグルと歩き回っていると、こちらの仮設中の「牧市公設市場」が見えてきた。こちらは只今建て替え中の市場が移転している場所だが、あまりお土産などには興味がなかったのでちょっとだけ中を見て退散する。

 

 

琉球料理屋「あかさたな」で晩飯!

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」の外観

そして「流石にそろそろお店を決めないといけないな!」と思いながら歩いていると、牧市公設市場にあったこちらのレストラン的なお店が目に留まる。お店はガラス張りとなっていて、お店の外から店内の様子が見えて、全然混んでないし、なんか雰囲気が良さそうだと感じたので今日はここに即決したのである。

 

【琉球料理 「あかさたな」】

住所:沖縄県那覇市松尾2-11-11
営業時間:11時~20時頃(※定休日:水曜日)
電話番号:098-862-0129

 

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」のお店外の看板

このお店「琉球料理:あかさたな」では、公設市場が近い事もあって、料理に使われる食材はこの市場などで調達しているようだ。沖縄の料理屋というと、沖縄県民が泡盛を飲んだり、三線などの音楽で賑やかなイメージがあるけど、ここは静かそうに見えたのも選んだポイントである。

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」のメニュー表

そして店内のテーブル席に着席し、まずはメニューに目を通す。沖縄料理屋らしく郷土料理的なものは一通り揃っているようだが、ボクの狙いは一点に最初から決めていた。このメニュー以外にも1000円のセットメニューもあり、このメニューから何を頼もうかと迷う人であれば、そのセットメニューがオススメかもしれない。

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」の内観

店内は28席とそれなりの客席があるけど、このようにテーブルや椅子の種類が不揃いだったりと、意外とそういう所を見てしまう。しかし、そういった所にこのお店の個性を感じるのである。何でも綺麗に揃っていると特徴が見えなくなってしまうけど、ちょっと変わった所があるとそれが特徴として目立つのである。だが思春期にある少年少女はその自分の個性を恥じてしまう事が多いが、歳を取らないとそういう個性の大事さにはなかなか気付けない。

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」の瓶ビール

そしてまず出てきたのは、こちらのオリオンビールの瓶ビール。今日の昼は車の運転があって飲めなかったビールだけに、待ち焦がれていた恋人に出会えたような気分を料理の前に楽しむ。それと、この瓶ビールのラベルには「1本につき3円が首里城再建支援に活用されます!」と書かれていて、間接的に首里城再建に協力する事になる。

なんとこのビールを飲むだけで、首里城再建に貢献できるのです!

琉球姫
琉球姫

首里城再建に本当に貢献したいなら、ビールを飲まずにその金額全額を寄付すれば?

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」のジーマーミ豆腐

そして瓶ビールの次に運ばれてきた、こちらの小皿に載っているのはお店のサービスで、沖縄名物の「ジーマーミ豆腐」だそうだ。この「ジーマーミ」は琉球の方言で「落花生」を意味する言葉で、豆腐の大豆Verではなく、豆腐のピーナッツVerというべきもの。

 

単なる豆腐の一種かと思って口にしてみると、想像を超える程にモチモチとした食感に驚く。そして芋くずのタレが掛かっていて、ほんのりと甘く、驚く程の美味しさの食べ物だった。

サービスで出てくる料理のレベルを超える衝撃でしたね!

 

※ピーナッツアレルギーを持つ人はピーナッツが使われている、この「ジーマーミ豆腐」は食べないように!
下記リンクにあるように、知らずに食べて急性ショックを起こす観光客が多々発生しています。

 

琉球姫
琉球姫

ピーナッツアレルギーの人は、間違って食べないように注意してね!

 

そんな美味しいジーマーミ豆腐を平らげて、美味しいオリオンビールを飲んでまったりしていると、今晩のメイン料理である「ゴーヤチャンプル」が運ばれてきます。こちらのお店ではこのようにご飯と汁物がセットで付いてくるので、リーズナブルな食堂でもあります。

 

牧志公設市場にある、美味しい琉球料理が食べられる 食堂「あかさたな」のゴーヤチャンプルー

今晩食べようと思っていたのは、昼間に注文を失敗したゴーヤチャンプル。今日の昼はゴーヤチャンプルではなく、ゴーヤが無い普通の野菜チャンプルだったので、ここでリベンジである。

 

 

日本ではご飯に味噌汁というのが当たり前だけど、この沖縄では味噌汁ではなくて、ちょっと見た感じは簡単には分からないような汁物だった。中には海が近いだけあってモズクや素麺みたいな麺も入っていて、これまたとても美味しかった。

 

昨日の晩御飯はスーパーマーケットで購入したゴーヤチャンプル丼だったけど、意外とゴーヤチャンプルとご飯の相性がいい事に気付く。というか、日本人であれば必ずご飯を食べるので、ご飯はどの料理にも必然的に合うように感じてしまうだけなのかもしれないが。。

 

この「琉球料理 あかさたな」で食べたゴーヤチャンプルがとても記憶に残ったのは、その美味しさもあったけど、この運ばれてきた器が温かった事もあったからかもしれない。普通はこのような皿は温かくなく、温かい料理が置かれたからといって、それだけでこの大きなお皿自体が温かくなる事は無い。という事は料理に合わせて、このお皿を事前に温めていたのかもしれない。

琉球姫
琉球姫

凄いコダワリというか、サービスのお店ね!

 

そしてお皿だけではなく、その上に載っているゴーヤチャンプルの美味しさにも感激したのである。ゴーヤという野菜は苦い物だと思い込んでいたけど、ここで食べたゴーヤチャンプルに入っていたゴーヤは全然苦くなかった。そして卵などと炒められているからか、ほんのりとその美味しさが乗り移ったかのような味わいだった。

普段はあまり食べた料理が記憶に残らないボクなのですが、このお店で食べたゴーヤチャンプルは格別に美味し過ぎて、最終日にもう一度食べに行きました。

 


 

【2022年7月:追記】

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂--沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂–沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

2022年7月7日にBS朝日で放送されていた人気番組『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』の中で、この沖縄料理屋の「あかさたな」にヒロシさんが訪れて食事しているシーンが写っていました。

 

 

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂--沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂–沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

ボクがこの「あかさたな」を訪れた際にはお店の情報を聞けなかったけど、放送の中では「創業22年で、兄弟で運営している」食堂という事でした。

 

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂--沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂–沖縄&香港 2つの異郷を放浪の旅』の中で、ヒロシさんが訪れていた沖縄料理屋「あかさたな」の一場面

波宮前にある「まるや食堂」も同じく迷宮グルメの番組内でヒロシさんが訪れていたけど、同じようなお店を訪れていた事に親近感を抱いてしまったのである。

 


 

さてそんな美味しいゴーヤチャンプルを食べて、美味しいビールも飲めて、更には沖縄の世界遺産などもたっぷりと見学出来て幸せな一日だった。しかし冷静に考えてみると、この美味しいゴーヤチャンプルに出会えたのは、昼間のお店で間違って野菜チャンプルを選んだからである。そのリベンジを果たす為に先程のお店でゴーヤチャンプルを頼んだけど、昼間に普通にゴーヤチャンプルを頼んでいれば、ここで美味しいゴーヤチャンプルには出会えなかったのかもしれない。

琉球姫
琉球姫

人生って何がどう繋がるか、不思議な所が楽しいのよ!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓沖縄旅行記:初回↓↓

13年振りに訪れた沖縄でのメンソーレな旅の始まり【沖縄旅行記①】
2020年11月中旬に13年振りに、沖縄の地を踏みしめます。今回は3泊4日の旅程で、沖縄らしさを味わう旅にしたいと思います。
タイトルとURLをコピーしました