尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-㉘
旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)
カレーはイエロー!
尾道市内の高台の千光寺山の頂上には「千光寺公園」が整備されていて、かつては隣に遊園地施設もあった場所。しかし数十年前に遊園地は閉鎖されてしまって、今では1000本を超える桜の名所となっている場所。
千光寺公園にて
千光寺公園には1000本以上の桜の木が植えられているが、その大半は昭和3年頃に”昭和天皇の即位記念”として植樹された木が多いそうだ。そしてこちらの年季が入った桜の木は、その昭和3年当時に植えられた千光寺公園の桜の木の中でも、特に樹齢が古い木となっている。
そして千光寺公園の中腹辺りには、このようにプールも設置されていた。しかし、このプールも閉鎖されていて寂れてしまっている雰囲気が漂っていたが、かつては市民プールとして利用されていたがこの2021年3月を持って、一般利用は終了となってしまっていた。
個人的にはこのプールに興味があった訳ではなく、このプール敷地内に植えられていた桜の木が綺麗に咲いているので、もう少し近づいて見学したかっただけ。他の桜の木はチョコチョコと咲き始めているだけだったけど、このプール内の桜はこのようにそこそこ全体に咲き始めていたので、間近で見れないのが残念ではあったが。。
千光寺公園でも尾道水道が見える南側の高台一画は、このようにそろそろ花見の飾り付けが準備されていた。2020年に全世界に蔓延した新型コロナウイルス感染によって、今までの桜の花を見ながらの宴会が出来なくなってしまったけど、何かにつけてどんちゃん騒ぎをして酒を飲みたい人を排除出来たので、結果オーライだったのかもしれない。
桜は毎年、綺麗に咲くけぇのぉ!
千光寺公園の花見会場には協賛している会社のボンボリが取り付けられていたけど、向島を歩きで散策している時に会社を見つけた「丸善製薬」の名前も見られた。
この丸善製薬 株式会社は広島県尾道市でも向島に本社がある企業で、向島の中では数少ない優良企業となっているようだ。
そして千光寺公園には「さくら耳ようちえん」なる施設があって、そこで保護猫を放し飼いにしているので、車両が通る際に猫に注意を促す看板も見られる。猫は素早く動く動物なので簡単に車に轢かれないだろうと思ってしまうけど、人間と同様に轢かれる時は轢かれてしまうのである。。
猫好きな人間からすれば猫と共存する事に何も問題を感じないだろうが、世の中には猫に興味がない人や、逆に猫が嫌いな人もいる。そういった世の中では猫を故意に傷付ける人もいたりするので、このように温かく見守って欲しいという訴求を行っていく必要もあるのだろう。
この「さくら耳ようちえん」では猫を保護して、去勢手術も行って猫を管理している。その管理されている猫ちゃんはそれぞれに首輪が付けられているので、一目見れば分かるようになっている。
「さくら耳ようちえん」の猫! 動画
去勢された猫は闘争本能を失うからか、性格的に温和になって喧嘩をする機会が少なくなるようだ。だから大人しい猫だと思っていたら、去勢手術が行われた猫だった場合が多い。こちらの猫ちゃんは植木の下に隠れて、沈みゆく夕陽の明かりを味わうように眠っている姿が見られた。
ちょっと本格的な花見シーズンには早いけど、個人的にはこれぐらいの早めの時期の方が人が少なくて、じっくりと桜を見れるので好きである。しかし、世の中の人達はもっと桜の花が咲かないとやって来ないようで、このように全然人の姿が見られなかった千光寺公園。
朝にもここ千光寺山の上から尾道水道や尾道大橋を眺めたけど、今日はあの奥に見えている橋を徒歩で渡って向島まで行ってきた事もあって、自分で実際に訪れたので感慨深く思える。ただ見ているだけではなく、自分で実際に現地を訪れてみる事の重要性を感じた景色でもある。
「尾道ビュウホテルセイザン」で晩飯タイム!
そして千光寺公園の近くにある、今回の旅で宿泊している「尾道ビュウホテルセイザン」にちょっと早いけど戻ってくる。昨日の晩飯は尾道のアーケード商店街で広島風お好み焼きを食べたけど、今日はこのホテルご自慢のタイ料理を味わう予定だった。
尾道旅行を計画している際にこの「尾道ビュウホテルセイザン」で、「なんで尾道まで行って、タイ料理を食べないといけないのか??」と思ってしまった。普通に考えれば、広島風お好み焼きなどこの地方らしい料理を食べる気で訪れる観光客ばかりだろうけど、ここでわざわざ”タイ料理”を提供しているのだから、それ程の理由や意味合いがあるのだろうと考えてみた。
ちなみにこのホテルの直ぐ下に見えた、石垣のような建造物は、かつてこの地に建っていた「尾道城」という観光客向けの模擬城跡。日本国内には沢山の城の建物が再建されているが、中には史実には存在していない架空の模擬城(天守)を造って、それを観光資源にして観光客を誘致しようとしている自治体も意外と多い。
という事でホテルに早めに戻って、そのまま食事会場に向かう。「何故、尾道でわざわざタイ料理を食べるか?」という問いだけど、その理由を知る為には実際にここ尾道ビュウホテルセイザンで、そのご自慢のタイ料理を味わわないと理解できないだろう。
ホテルのスタッフさんと話をしていると、どうやらこのホテルのオーナー夫人がタイ人らしく、オーナー自体もタイが好きなので、ホテルでタイ料理を提供しているようだ。ただ個人的にはタイに行った時はそこまで現地の料理を美味しいと記憶に残ったものはないけど、日本風料理だけは美味しかった記憶があるが。
数年前に難波のタイ料理屋に行った際に、酸味が強過ぎる料理を食べて、まるで”胃酸”を食べている印象を受けた事が脳裏に残っていた程にタイ料理には前向きでは無かった。
しかし2020年10月に訪れた奄美大島で、たまたま立ち寄った立ち飲み居酒屋でタイカレー(イエローカレー)の缶詰を食べて、それがとても美味しかったのでここでも「イエローカレー」を選ぶ事にしたのである。
イエローカレーに先だって瓶ビールも注文する。ここでは現地タイで製造されているビールも用意されていたけど、個人的には日本のビールが口に合うので、ここはキリンビールを選択する。
この「尾道ビュウホテルセイザン」は施設はちょっと古めだけど、千光寺山の上にあるという立地なので景観がとてもいい。ただそれだけではなく、楽天トラベルの評価が【★4.4】もあるのは、オーナーの人柄・接客に対する姿勢と、そのオーナーの想いがスタッフさんとも共有されているからだろう。
今回ホテル利用時にはそのオーナーと顔を合わす機会が無かったけど、その代わりにこちらの「サエちゃん」という若くて愛嬌があって可愛い女の子が、とてもフレンドリーに対応してくれたのをよく覚えている。
最近は新しい立派な施設を造っても、接客対応するスタッフに人間的な深みが無くて、マニュアル通りの対応しか出来ないホテルが増えているだけに、このように個性溢れてフレンドリーに対応できるホテルが高く評価されるのだろう。
そして運ばれてきた「イエロー・カレー」。タイ料理のカレーの中では”3大カレー”として、他にも「レッド」や「グリーン」などもあるけど、ターメリックとココナッツミルクなどの影響で黄色いカレーとなるようだ。
そしてライスはスープカレーのようにルーとは別になっている。なお、こちらのホテルでは「ジャスミン米」を使用していて、日本産の米とは違う風味がちょっとタイッぽさを醸し出していた。
辛そうなイエローカレーも食べてみると程よい辛さで、ココナッツミルクなどのちょっとした甘さでカバーされている事もあって、尾を引かない辛さで食べやすかった。
最近のボクのポリシーの1つとして、「出された料理は綺麗に平らげる!」事を意識して食事している。その為に茶碗にご飯1粒を残す事も見逃さずに綺麗に食べるように、最近では人に指摘する程になっている。なお、この時は食器を片付けてくれたスタッフのサエちゃんが、「とても綺麗に食べてくれて、嬉しかったデス!」と言ってくれた。
最近、この子と一緒にご飯食べるとウルサイので嫌なんです・・・
そして最後には、こちらのデザートも付いてきた。カエルの卵みたいな小さなブツブツが沢山入っているように見えたけど、サクッと食べ終わって、食後の散歩に再び出掛ける事にしたのである。
こんな旅はまた次回に続きます!
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