しまなみ海道サイクリング旅のシメは、フェリーで夕陽を眺めながら飲む日本酒【尾道&岡山旅行記㊷】

尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-㊷

旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)

充実感を与えてくれる夕陽!

大三島 多々羅大橋 夕方 景色

さて、本日は尾道側から出発した”しまなみ海道サイクリング旅”ですが、目的地であった伯方島の道の駅に到着した後は、帰りの生口島から出航するフェリーに間に合うように必死に自転車を漕いで戻っている最中です。

 

 

瀬戸田港を目指す!

瀬戸内海 生口島 沿岸道路

伯方島を出発してから、やっと2つ目の生口島に到達し、そのまま西側の海沿いに道をひたすらに北上していく。この道を走っている途中に、綺麗な夕陽が見られる「サンセットビーチ」という砂浜スポットもあるのだが、さすがのボクもそろそろ止まってゆっくり写真を撮っていると間に合いそうにないと判ってきたので、ひたすらにペダルを漕いでいくのみ。

 

瀬戸内海 生口島 沿岸道路 瀬戸田港

そして必死にラストスパートとばかりにペダルを一心不乱に漕いでいくと、黄色い橋が見えてきて、その手前に桟橋みたいな所に船が留まっているのが見えた。しかしこの時点で16時58分と、17時出航のフェリーに乗れるかは微妙だけど、ここまで来たら残りのパワーを全部投入してペダルを漕いで向かうしかない。。

 

瀬戸田港に到着!

瀬戸田港のフェリー乗り場---Googleマップより

瀬戸田港のフェリー乗り場—Googleマップより

そして何とか瀬戸田港のフェリー乗り場に到着する。ギリギリ17時に到着して、フェリー搭乗が終わりかけていたので、写真を撮る間もなくフェリーに駆け込む事に成功した。いつもならギリギリな時まで写真を撮る余裕があるボクも、さすがにこの時だけはフェリーに乗り込む事に必死だったという訳。

 

 

瀬戸内海 生口島 瀬戸田港 フェリー 船内 自転車 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング

この瀬戸田港から尾道港に向けて出発するフェリーの最終便という事もあって、同様にレンタサイクルを借りて尾道に戻る観光客が思った以上に乗っていた。しまなみ海道サイクリングも、このように生口島付近まで来てフェリーで乗って帰るという同じ考えをみんなしていたようだ。

 

瀬戸内海 生口島  瀬戸田港 フェリー 船内

ちなみにこの「瀬戸田港⇒尾道港」までのフェリー運賃は、大人1300円でプラス自転車500円=合計1800円だった。思っていた以上に割高に思えたけど、どうやら主にしまなみ海道サイクリングをしに来た観光客向けに運航している航路なので、ちょっと割高だったのかもしれない。

 

瀬戸内海 瀬戸田港 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景色

フェリーの1階客室は室内となっていて、2階はこのようなデッキ席となっていた。せっかく海をクルーズするのであればという事で、2階の席に陣取る事にした。

 

瀬戸内海 瀬戸田港 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景色 島

しかし何とかフェリーに間に合った達成感と安堵感が相まって、1人テンション高めになっていたけど、他の客は若者グループが多かった。今では尾道に来てサイクリングも楽しむのが、若者にとっての観光の仕方なのかもしれない。

 

瀬戸内海 瀬戸田港 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景色 島 橋

そしてこちらの橋は「高根(こうね)大橋」という、1970年に開通した高根島と生口島を繋ぐ橋。瀬戸内海にはこういった橋が多く架けられているけど、それぞれに橋の下を船が通過できるように、それなりの高さで作られている。

 

 

瀬戸内海 瀬戸田港 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景色2

2階デッキの正面席は残念ながら若者の女子軍団に占領されていたので、仕方なしにその脇の席に甘んじる事になる。最後にフェリーに駆け込んで乗った身としては、乗れただけでも満足である。

 

 

フェリーからの景色!① 動画

 

 

瀬戸内海 瀬戸田港 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景色 島3

今でこそ瀬戸内海のしまなみ海道に何個かの橋が設置されているけど、それまではこれらの島の間は全て船で行き来するしか、方法が無かったのである。その昔の時代に生まれた人達は、その船で行き交うライフスタイルが普通だったけど、現代人からするとそのような船しかない移動方法を不憫に感じてしまう。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 日本酒 みきゃん

そして楽しみにしていた、瀬戸内海を運航するフェリーのデッキ席で、1人みきゃんチャンのデザインが入った日本酒を頂く事にする。昔は日本酒を飲むのは”オッサンになった証”と思っていたけど、すっかり知らず知らずのうちにオッサンの仲間入りをしていたようだ・・・。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

みきゃんデザインが入るだけで、日本酒に思えん可愛さがあるね!

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 夕陽

3月の春休み期間という事もあって、尾道に観光に来ていた若者が多かったようで、船内の年齢層は低めだった。そしてこのフェリーも地元住民が乗る場合には割引があるみたいだけど、ほぼ若者の観光客だらけだった。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 先頭

そしてフェリーが出航しだした頃はデッキの先頭席で楽しそうにハシャいでいた女子軍団も、同じような景色に少々飽きがきて、それと3月中旬でまだ肌寒かったので、段々と吹き付ける風が冷たく感じ出していた。それもあって、手前の女の子はジャンパーを着て、更に後ろを向いて手摺にアゴを乗せて寝だした・・・。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

面白い寝方をする女の子じゃのぉ!

 

 

フェリーからの景色!② 動画

 

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 夕陽と桟橋

この瀬戸田港から尾道港まで向かうフェリーは、その途中に「佐木島(さぎしま)」「因島」を経由する。この最初に寄り道した佐木島は、周囲の島と橋で繋がっておらず、島外へは船でしか行き来できない島。人口は約600人程で、広島県三原市に属する島となっている。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 景観

そして次に因島の桟橋に立ち寄る。その桟橋の脇には造船ドックが見えているが、普段は完成品の大きな船しか見れないだけに、こういったドックで船の建造中の景色を見られるのも、この瀬戸内海ならではだ。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 夕陽 水面 反射

フェリーが出航してから約30分が経過し、只今の時刻は17時30分頃。西の空にはこのように太陽が夕陽となって、これから時間を掛けて西の彼方に沈もうとしている光景が見えてくる。もしこのフェリーに乗れていなかった場合には、この夕陽をゆっくり見る余裕すらなく、必死にペダルを漕いでいたかと思うと、至福の時間に思える。

 

フェリーからの景色!③ 動画

 

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 尾道市街地

そして40分ほど経つと、尾道の市街地が見えてくるようになる。この頃になると2階デッキ席に陣取っていた若者達は、海上から吹き付ける風の冷たさにギブアップして、下の室内客席に逃げ込んで、もぬけの殻状態になっていたデッキ席。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 夕陽 水面 反射 景色

そして暇を持て余して船内をウロウロとしていると、船の先頭から正面を見るよりも、後方から沈みゆく夕陽を見ている方が遥かに素晴らしい景色となっていた。夕陽が落ちていく時間帯には、夕陽程に存在感を放つ物はないので、素直に西側の方角を見るのが正解だろう。

 

瀬戸内海 フェリー 尾道~瀬戸田航路 瀬戸内クルージング 尾道市街地2

そして尾道港に段々と近づき、そして千光寺山の上にある「尾道ビュウホテルセイザン」も小さくだが見えてくる。これにて、旅3日目に行った”しまなみ海道サイクリング旅”は終了の時を迎える訳だが、今回のサイクリング旅も大満足であった。

 

 

尾道市街地にて

尾道港 フェリー 到着

そしてフェリーが到着したのは、この尾道駅前の桟橋。ここに到着してくれるとレンタサイクル屋までとても近いだけに、サイクリング客にとってはとても利便性のいい尾道。このように尾道でサイクリング客が増えているのも、こういった利便性の良さなども評価されての事だろうと、1人納得したのである。

 

尾道市街地 夕暮れ時 景色

さて18時前に戻ってきた尾道の市街地で、今日は尾道最後の夜となるだけに、思い残す事なく尾道を町を満喫したいと思う。そして昨日の晩御飯はホテルでタイカレーを味わったけど、さすがに尾道宿泊最終日にはやっぱり広島風お好み焼きを食べたいと思う。

 

尾道市街地 夕暮れ時 山陽本線 線路

それにしても来る前は全然想像できなかったけど、このように昔からの町を二分化するような場所に結構本数が通る山陽本線の線路が敷かれているのが興味深く思えた尾道。ただ文明開化の明治時代は昔からの伝統よりも、新しい時代の最先端の技術をどんどん国内に導入する事を重視していた為に、このような町のど真ん中を走る線路となったのだろう。

 

尾道市街地 夕暮れ時 商店街

という事で晩飯を食べる店を探しつつ、いつもながらの”ブラ歩き”が始まる。ただ、ブラブラ歩きでは素晴らしいお店や景色に出会える事もあるし、それらを見逃して通り過ぎてスーパーの弁当を買ってホテルの部屋で食べる事もある。だがどちらにしてもボクにとっては同じ楽しみなので、今宵も結果を気にせずに気ままに進んで行くのであった。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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