向島側から、因島との間に架かる因島大橋を自転車で走り抜ける【尾道&岡山旅行記㉛】

尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-㉛

旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)

最初の橋で記念撮影!

尾道 しまなみ海道サイクリング【ルート①】

さて尾道側から出発した”しまなみ海道サイクリング旅”は、まず尾道対岸の向島に渡って来ました。そして向島でも西側の海沿いコースに出てから、島の南西側にある「因島大橋」へと向かいます。

 

 

向島をサイクリング!

瀬戸内海 向島 船着き場 景色

瀬戸内海の島々は海に囲まれている事もあって、このような小さな漁船がとても似合う景色となっている。昔から豊かな漁業に支えられてきた島々だが、近年は近代化が進んでいる事もあってか、あまり漁師が潤っているイメージを感じないが。。

 

瀬戸内海 向島 大林宣彦 映画 ロケ地

そして道を走っていると、このように「大林宣彦監督作品:『あした』のロケ地」という看板が見えてくる。

 

この『あした』という大林宣彦監督の映画は1995年に劇場公開された作品だけど、勿論見た事がないので全く思い入れがない。。

 

瀬戸内海 向島 大林宣彦 映画 ロケ地 坂道

こちらの「みかん畑の中の坂道」は、その映画の中でロケ地として使われたみたいだけど、その映画自体を見た事がなければ、普通の道でしかない。なので尾道に来る前に、大林宣彦監督作品の映画はチラホラと見てから来た方が楽しめる事だろう。。

 

瀬戸内海 向島 橋

まずは1つ目のチェックポイントであり、しまなみ海道サイクリング旅では必ず通過する必要がある「因島大橋」が見えてくる。瀬戸内海の島々に橋が架かっていない時代には、それぞれの島を船で行き来しなければいけなかったが、今ではこのような便利な橋が架けられているので楽に行き来できる時代となっている。

 

瀬戸内海 向島 景色

瀬戸内海と言っても一応外洋なので海なのであるが、瀬戸内海では沢山の島に囲まれている地理的な面もあって、その海の波はとても穏やかで、海ではなく湖のような印象を受ける水面でもあった。

 

 

穏やかな瀬戸内海の波! 動画

 

 

 

「向島休憩所」で小休止!

瀬戸内海 向島 向島休憩所

そして一気に因島大橋を渡る前に、「向島休憩所」という休憩所があったので、ちょっとだけ立ち寄ってみる事に。まだ向島に来て少しの時間しか経っていなくて、休憩するには早いけど、見晴らしが良さそうだったので素通りするのも勿体なく思えたので立ち寄ってみた。

 

【向島休憩所】

住所:広島県尾道市向島町津部田

 

 

瀬戸内海 向島 向島休憩所 からの景色

この休憩所は小さい公園のような場所で、特にこれと言って変わった物は見られなかったけど、ここからだと因島大橋を一望できる光景が待ち受けていた。橋という建造物も意識しなければ特に気にならない存在であるが、このように大きな橋だと、それを見るだけでも楽しめる。

 

 

因島大橋を眺める! 動画

 

 

瀬戸内海 向島 向島休憩所 地図

こちらには「サイクリングロード」の地図が置かれていたけど、しまなみ海道サイクリング旅では必ずしもここに記載されているコースを通らなければならない訳ではない。あくまでこのコースは参考であって、自分が通りたい道を選べばいいのである。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋

これから渡る「因島大橋」は1983年に開通した、長さ1270mの吊り橋。約670億円の建設費用が掛けられ、「布刈瀬戸」という下の海峡には一日に数百隻の船舶が行き交う事もあって、桁下は50mの設定となっている。

 

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 道路

この因島大橋はしまなみ海道に架かる橋の中では2番目に造られた橋で、建造された1983年には国内で最大級の吊り橋だった。橋の建造技術もこのような橋を造っていく毎に進化していき、更に大きな橋が架けられるようになっていく。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 下から

因島大橋は2段構造になっていて、上の道は自動車専用道路となっていて、下の道は歩行者や自転車が通過する事が出来るようになっている。なので雨が降っても歩行者は濡れずに渡る事が出来る。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 全長

約1.2kmの因島大橋は徒歩で渡ると片道約30分と、ウォーキングコースとしても人気のようだ。健康志向の人はわざわざここまで車でやって来て、近くに車を停めて橋を約1時間往復でウォーキングして帰る人もいるようだ。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 下からの眺め

なお、因島大橋は「西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)」という有料道路の一部なので、車で通行する場合には料金が発生する。そして自転車も本来は費用が発生するのだが、サイクリング旅をする観光客を増やす一環もあって、今は無料で開放されている。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 近くの島

瀬戸内海にはこのような小さな島が無数に存在している。人も住めないような小さいこちらの島は「笹島」という名前が付けられており、魚釣りをする人にとってはいいポイントに思える島かもしれない。

 

 

再び因島大橋を眺める! 動画

 

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 記念撮影 自転車

本格的にサイクリングを趣味にしている人は、よく自分の愛車と共に記念写真を撮る人が多い。このサイクリング旅の期間だけ特別にカップルを組んだこちらの自転車、特に思い入れもそこまでなかったけど、せっかくなので記念写真を撮ってみた。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

1日だけの相棒だけど、仲良うしちゃってね!

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 記念撮影 自転車2

そして「これから、この橋を渡りま~~す!」という男も一緒に入れて、再度記念撮影。普段自転車に乗らない人間だけど、昔は通勤で毎日自転車に乗っていただけに、簡単にサイクリングできるだろうと高を括っていたこの時。しかし、最後にはヘトヘトとなって、帰りのフェリーに乗り遅れそうになったのだが。。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道 入口

そしてしまなみ海道サイクリングでの注意点として、橋を渡る際には車側の道ではなく、このように「自転車・歩行者道入口」から侵入する必要がある。ただ、大概はこのように手前側から表示を設置してくれているので、間違えて自動車道を侵入するという事もないだろうが。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道 入口 道

この”しまなみ海道サイクリング”を初心者が行う場合には、道路にも描かれているブルー色のラインを目安に走っていけば、迷子になる事もなく問題なく進んで行けると思う。だから、しまなみ海道サイクリング時にはこのブルーラインだけ、見ておけばいい位に思える程の信頼感があるラインである。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道 入口2

普通橋の入口には階段を登っていく所が多いが、サイクリングロードに特化した造りとなっている”しまなみ海道”では、このように自転車が侵入しやすい緩やかな坂道となっている。サイクリング客が多いのには、こういったサイクリングに優しい配慮が成されているからかもしれない。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース

この道は歩行者と自転車向けの道路だが、原付バイクなどもたまに走ってくるので、基本的には左側の道を進む必要がある。このように全然人通りが無いと、油断して右側車線に膨らんでしまう時もあるけど、対向車の気配には注意しておかないといけない。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース 景色

緩やかな坂道を徐々に上がっていくと、段々と橋の高さに近づいてくる光景が見えてくる。純粋に長距離をサイクリングする人にとっては、このようなゆっくりと景色を楽しむ事はなく、ただ速く走っていくだけ。ただ普段はこのような島々をサイクリングする機会がないボクにとっては、全ての瞬間が楽しくて仕方がない。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース 景色 桜

そして3月中旬という事でまだ桜が満開になるシーズンではないけど、このように先行して咲き出す桜の木もチラホラと見られる。このように先に咲き出す桜の木を見ていると、周囲の木に合わせる事なく、自分のペースで”自分らしき生きている木”だという事を感じる。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース 入口 景色

そうして緩やかな坂道を登っていくと、やっと橋の高さ約50mの位置までやって来る。体力のない人でも電動アシスト付き自転車だったら簡単に登ってくる事が出来るけど、やっぱり体を使って苦労して登ってきた所程に記憶に残り易い。

 

 

「因島大橋」を渡る!

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース 入口 景色1

ここからは「歩行者」「自転車&二輪車」の2つのレーンに分かれている。勿論サイクリングの場合は、左側の「自転車&二輪車」ゾーンを進む必要がある。たまに脇を原付バイクが通過する事もあってちょっと危険を感じるかもしれないが、向こうもブツかりたくはないので、徐行して運転しているのでそこまで怖さは感じない。

 

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース 入口 景色 綺麗

下から見上げる因島大橋もなかなか見応えがあったけど、この同じ高さレベルから眺める因島大橋もなかなかの迫力がある。対岸まで約1200mもの長さの吊り橋であるが、自転車に乗ってなければ歩いて渡るのも楽しそうに思える。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース サイクルロード

そして因島大橋は2段構造となっていて自動車道は上に造られており、歩行者&自転車が通る道はこのようにその下に造られている。だから雨が降った時などは雨が当たらない構造になっているので、意外と通り易い橋でもある。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース サイクルロード1

ただ逆にこのように両サイドが金網で覆われているので、橋を通過する際に景色を満喫できないのが難点でもあった。この橋の下を1日数百隻もの船が通過する事もあって、万が一の落下物が落ちてこないようにと安全性を考慮しての事だろうけど、ボクみたいに景色を楽しみたい人間からはちょっとガッカリしたポイントでもあった。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース サイクルロードからの景色

確かに安全性を考慮するのはとても大事な事で、特に日本という国は他の諸外国に比べると”安全神話”がより求められる国なので、これは致し方ない事。「橋は景色を楽しむ場所ではなく、海峡を通過する為の場所」と言われているかのようにも感じた。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース サイクルロードからの景色2

しかし、ひねくれ者にとってはそんな金網の隙間から、何とか外の景色を写真に納めてみたくなる。なお、自転車道だと写真撮影をしていると他に通過してくるサイクリング客の邪魔になりかねないので、この写真を撮る際には歩道に避けてから撮影を行っている。この時はサイクリングしている人は少なかったけど、サイクリング客が多い時期にはこういった写真撮影をする際には特に周囲に注意する必要がある。

 

瀬戸内海 向島 因島大橋 自転車 しまなみ海道コース サイクルロード 目印

そして道路には所々にこのような”しまなみ海道サイクリングロード”のロゴが、プリントされているのを目にする。日本国内でもこれだけ本格的なサイクリングロードが少ないだけに、国内でサイクリングを楽しむ人達が挙って”しまなみ海道”に押しかけてくる理由が分かるのである。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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