因島で必ず立ち寄りたい、美味しいはっさく大福が食べれる「はっさく屋」【尾道&岡山旅行記㉜】

尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-㉜

旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)

何個も食べたくなるはっさく大福!

尾道 しまなみ海道サイクリング ルート 因島大橋周辺

前回は向島から因島に架かる「因島大橋」を通過して、因島側にやって来ました。ただし今回は因島大橋近くで美味しい”はっさく大福”を食べれるお店と、近くにあった灯台の記念館に立ち寄ります。

 

 

因島にて

瀬戸内海 因島 道

約1200mもの長さのつり橋である「因島大橋」を無事渡ってきて、因島内に入ってくる。しまなみ海道サイクリングでは、尾道側からだと向島に次ぐ2番目の島となっているが、先を目指す前に寄り道したい場所があった。

 

瀬戸内海 因島 道 はっさく屋 看板

この広島県では”はっさく大福”が人気らしくて尾道の街中でも販売されているのを見かけたけど、ネットで調べてみると、この因島にそのはっさく大福の人気店があるとの事だったので、今回のサイクリング旅の道中で立ち寄りたかったのである。

 

瀬戸内海 因島 道 はっさく屋

ただそのお店はしまなみ海道サイクリングコース上脇には無くて、さっき見た看板に沿ってひと気のない道路を進んで行く必要がある。この先に「はっさく大福の美味しいお店がある」という事を知っていなければ、このような道を通ろうという気持ちにはならないので、この時だけは予習が生きたのである。

 

はっさく大福の名店「はっさく屋」に寄り道!

瀬戸内海 因島 道 はっさく屋 店舗 外観

そしてそのひと気の無い道を登っていくと、さっき渡った因島大橋の袂に「はっさく屋」という看板が取り付けられた建物が見えてくる。このお店は月曜日と火曜日が定休日となっているが、はっさく大福が売り切れると閉店となるので、なるべく早めに訪れる事に越したことはない。

 

【はっさく屋】

住所:広島県尾道市因島大浜町246-1
営業時間:8時30分~17時頃(※定休日:月曜&火曜)
※商品が売り切れ次第、閉店
電話番号:0845-24-0715

 

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 看板

このはっさく大福の名店である「はっさく屋」の存在はネットで下調べしていたけど、このコロナ禍で、しかもこのような島で営業しているお店だったので、実際に訪れるまではお店が開いているか少し心配だった。

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 自販機

店頭に設置されていた自動販売機には、こちらの『ろんぐらいだぁすとーりーず!』という、運動が苦手な女子大生がロングコースをサイクリングする漫画のデザインが施されていた。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

こがいな漫画、全く見た事ないけど・・・

 

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 入口

そしてお店の中に足を踏み入れて行くと、お店は営業していてお客さんの姿も確認できたので、ホッと一安心した瞬間でもある。コロナ禍で閉店してしまったお店も多い時代だけに、普通に営業してくれているだけで嬉しく思える時代となっている。

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 八朔 果物

そして”はっさく大福”が名物のお店だけあって、店内にはこのように八朔が山積みになって置かれていた。この時点で八朔の匂いがふんわり匂ってきて、美味しいはっさく大福に出会えるという雰囲気が漂っていた。

 

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福

そしてとりあえず味見とばかりに、1個200円のはっさく大福を1つ購入してみた。最近は街中にフルーツ大福をお洒落に提供するお菓子屋がブームみたいに続出してきているが、このように八朔が採れる産地での大福屋には鮮度では勝てない。

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福と景色

この店は単に買って帰るだけではなくて、このようにイートインスペースも設けられていて、窓から眺める因島大橋の景色などを眺めつつ、はっさく大福を味わえるようになっている。

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福 食べる 美味しい

そして楽しみにしていた”はっさく大福”にかぶりつくと、新鮮な八朔の果肉が歯応えがあり、また柑橘好きなボクを喜ばせる甘さがダイフク以上に口の中に拡がってくる。この因島発祥とも言われる八朔は、因島と隣の生口島で採れた物が使われている。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

はっさく大福、久々に食べたいな~!

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福 ショーウインドウ

そしてここでははっさく大福以外に”いちご大福”なども販売されていたけど、看板商品でもある”はっさく大福”にしか目が行かなかった。他にも時期によっては、蜜柑の大福や葡萄の大福などもあったりして、大福好きには堪らない場所でもある。

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福5個セット

そしてこの”はっさく大福”、製造日より3日目は日持ちする(冷暗所に保存)という事で、オカンへの土産として5個パックを購入する。ただ翌日の晩に家に持って帰って食べたけど、このはっさく屋で食べた時に感動した程の味では無かったような。。

オカン
オカン

食べた記憶、残ってないデ・・・

 

瀬戸内海 因島 はっさく屋 はっさく大福 お土産購入

ただ”はっさく大福”が美味し過ぎて衝動買いしてしまったけど、買った後に冷静に考えてみれば、サイクリングに邪魔な荷物が増えてしまった訳でもあった。カゴが無いクロスバイクではこういった荷物が載せれないのが難点だが、腰に付けていたカバンに何とか入れる事が出来たので、一応は問題解決となったが。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台

そしてはっさく屋に訪れたついでに、案内板があった「大浜埼燈台:記念館」も訪れてみる事にした。灯台の記念館というのはなかなか見れない記憶があったので、何か特別な物が展示されていそうな雰囲気を感じる。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 通路

まあ普段はそこそこに人が来るかもしれないのだが、今回も全然観光客の姿はここでは見られなかった。はっさく屋を訪れる人の多くは、はっさく大福を食べるのが目的なので、わざわざ灯台の記念館なんて興味を持つ事自体がないのだろうが。。

 

 

「大浜埼燈台:記念館」にて

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 通路 階段

灯台という物は周辺を行き交う船から見えやすいように、高台の上に造られている場合が多いけど、この「大浜埼燈台」は下の岬の先端に造られているので、この辺りからは灯台が見えなかった。

 

【大浜埼燈台:記念館】

住所:広島県尾道市因島大浜町36-2


 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 通路 広場

下の方には屋根付きの休憩所らしき場所と、その更に下の方に建物が見えてくる。ただ、ここからでも大きな灯台の建物は見られず、本当にここに灯台が設置されているのかと疑ってしまう程だった。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 塔

そして下に行くと、昔は使われていたような錆びている人工物が見えてきた。ここは一応「記念館」となっているので、このような昔からの物が保存されていたのか? それとも撤去するのが邪魔だからか、放置されていただけだったのか?

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 通路 案内板

これは「大浜埼潮流信号機」で、向島と因島の間を流れる「布刈瀬戸(めかりせと)と呼ばれる海峡の潮の流れの方向を示す為の信号機だった物。明治43年に設置されたこの信号機でかつては潮の流れが表示されていたが、船舶の航海術が発達していった為にこのような信号機は廃止になってしまったという。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 塔 案内板

昔はこのような灯台にも管理人が常駐して、灯台の光を付けたり消したりしていたけど、時代が近代化する程に技術が発展して行き、今では無人化された灯台ばかりとなっている。「灯台守」という言葉があったけど、今では灯台に常駐する人は殆ど見られない時代となっている。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 因島大橋 景色

向島側から散々眺めた因島大橋だけど、こちら因島側から眺める景色も素晴らしい。そしてその下の布刈瀬戸海峡には、そこそこに船が行き交っている姿が見られて、今でも交通の要所として使われている事がよく分かる景色となっていた。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台

この場所は”因島八景”の石碑が立っていて、景観スポットにもなっているようだ。橋が出来る前も景観スポットだったかは分からないけど、逆に大きな建造物の少ない小さな島だと、八景ものスポットを創り出すのも大変だと感じたが。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 広場

それにしても周囲にひと気が無かった事もあって、のんびりとした空気が広がっていた場所でもあった。このような穏やかな海に囲まれた場所だと、都会の喧騒に巻き込まれている日常がアホらしくなる位に、静かで落ち着ける場所でもあった。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 看板

大浜埼燈台がある瀬戸内海エリアは、その一帯が『瀬戸内海国立公園』に指定されている。”日本初の国立公園”の1つでもある瀬戸内海国立公園、当初は小豆島から広島県内の沿岸エリアまでだったが、後に地域が拡大されて、現在では北九州市から和歌山市までを含む大きなエリアに拡大されている。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 施設

瀬戸内海には沢山の島が密集していて、その島が織りなす地形を通過する海流によって、流れが激しい場所などもあって交通の難所が色んな所に点在していた。昔の船は今みたいに性能も良くなくてレーダー探知機なども未搭載だったので、船舶事故が多発し、航海の安全を守る為にもこのような灯台の設置が重要だった。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 施設 看板

船舶の世界では近代化が激しく、ここ最近では外洋の航海に無人化されて運航している船なども出てきている。世界の物流の大半を占める海運だが、一度航海に出掛けると船員の拘束時間が長くて、働き手の確保が大きな問題となっている。そこで最近は無人化が積極的に導入されており、近い将来に船舶も人間が操縦するという船もほぼ見られなくなってしまうかもしれない。

 

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 施設 塔

このようなかつて使われていたものの、人類から見放された残骸などを見ていると、宮崎駿監督作品の映画『天空の城ラピュタ』を連想してしまう。人間から見放されたロボットに苔が生えている姿が、このような錆びた鉄骨を見ると頭に浮かんでくるのである。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 木造 施設

そして大浜埼燈台の脇に造られているこちらの建物は木造建築物で、日本国内に存在する灯台の施設として、最も古い木造建築物の1つでもあるそうだ。このすぐ横は瀬戸内海の海なので、潮風によって鉄骨などは直ぐに錆びやすいけど、逆にこのような木造建築物は錆びないので、そこまでの古さは連想しなかった。

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 木造 施設 入口

この歴史的な木造建築物が「大浜埼燈台:記念館」となっていたけど、残念ながらこちらの扉は固く閉ざされていて、外から見学するだけの施設となっていた。冷静に後から考えてみると、このような明治43年に建てられた木造建築物を、無人の場所で一般開放している訳はなかったのであるが。。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

一般開放しとると管理人を置かにゃあいけん!

直江クン
直江クン

広島弁の訛りがキツ過ぎで、何言ってるが分がんね・・(笑)

 

今回の広島キャラクター「もみじ饅チャン」から、上記の方言変換サイトを利用しています。

なので方言の訛りが合っているかは不明です!(笑)

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 木造 施設 記念碑

この「旧大浜埼船舶通航潮流信号所」は、全国で唯一現存する木造建築の信号所として『土木学会選奨土木遺産』にも指定されている。人類の技術革新は次々と新しい物を生み出していくが、その過程でこのように使われなくなってしまった物も多いのである。

 

 

瀬戸内海 因島 大浜埼燈台 木造 施設 建物内

建物内には、この明治43年に造られた木造建築の信号所で使われていた道具が陳列されているのが見える。このような昔に使われていた道具を見れば見る程に、現代の人間の技術革新のスピードの速さを思い知る。しかも現代はその技術開発のスピードは更に速まっており、時代に付いていけない人も多く出る程のスピードである。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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