雪一面の青森空港に降り立ち、東北地方横断の旅が始まる【東北旅行記①】

東北旅行記2020年冬-①:青森編

 旅行期間:2020年12月1日~8日(7泊8日)
(Landing at the snow-covered Aomori Airport, the journey across the Tohoku region begins. [Tohoku Travelogue 1])

寒い東北地方へ!

今回の旅で訪れた、旅行ルート

今回の旅で訪れた、東北旅の旅行ルート

さて”GO TO キャンペーン”が一世を風靡していた2020年に色々と旅に出た国内だが、その2020年国内旅行のラストを締め括るのがこの2020年12月1日から7泊8日で訪れた、青森~秋田~山形を縦断する東北旅だった。

東北地方にはこの1ヶ月前に仙台を訪れたのが初めてだったが、仙台だけでは東北地方を巡ったとは言えないし、東北と言えば北の端である青森を訪れない訳にはいかないと思っていた。そして青森では北の端である竜飛岬と下北半島へ行きたくて、”GO TO キャンペーン”の上限である7泊で旅程を組んだという訳であった。

 

なお、旅行コストをあまり掛けないようにと宿泊するホテルは、なるべくビジネスホテルを選択して無料の朝食が付いているホテル以外は朝食無しを選んだ。わざわざ朝食代+1000円などを支払ってまでホテルで食べたいとは思わない性格なので、このようにビジネスホテルの宿泊ばかりであった。

ちなみに3泊目の弘前のスマイルホテルは、旅行の直前にコロナ陽性者の隔離施設に決まった事もあって、楽天トラベル側より同程度の「弘前パークホテル」に変更となった。ただ弘前のスマイルホテルでは無料の朝食付きだったので、代替えホテルとなった「弘前パークホテル」でも、楽天トラベル側のご厚意により朝食付きとなったので、これは嬉しい誤算であった。

 

そして今回の東北旅7泊8日の代金は、62,600円から”GO TO キャンペーン”で35%OFFとなって、計40,960円(税込)。そしてこれに更に「地域共通クーポン」が旅行代金の15%として、9,000円分も付いてくる。

だからそれも含めると40,960円-9,000円=実質31,960円という、旅行代金となった。勿論ここに更に食費や移動費や入館料なども必要なので、トータルの旅行代金としてはこれより増えてはいるが。

 

 

東北旅の最初は、青森から!

という事でいつもながら国内旅の開始は、朝早い伊丹空港のJALチェックイン・カウンターから始まります。今回もお馴染みのJALさんを使わせていただきますが、朝早い事と平日という事もあって飛行機利用者の姿はパラパラという状態。

 

行きの飛行機は午前7時55分発という早い時間帯の飛行機。せっかく旅行に行くのだから、早い時間帯の飛行機に乗れば早く現地に到着出来て動ける時間が増えるので、そういう考えで早い時間帯の便を選ぶ。こういう時に朝イチの時間帯の飛行機に搭乗できる場所に住んでいるという事も、意外と旅にとっては大事な要素になってくる。

 

そして今回は冬の東北地方を初めて訪れるという事もあって、また雪深い事が想定される下北半島などで活動する事も視野に入れていたので、旅行前に最近人気のワークマンに寄って、こちらの防水になっている防寒シューズや、防寒ズボンなどを購入して寒さに備えた。

 

ちなみにこちらのシューズは店頭で見つけた時には、Mサイズしか在庫がなかった。ボクの足はMサイズでは小さく、Lが理想だったので買うか迷っていた。色はこの黄色が良かったけど、黄色だとMサイズしかない。しばしその棚の近くで腰掛けて悩んでいると、しばらくして1人のお客さんが通り掛かって、この黄色いシューズを棚に戻した。そしてそのお客さんが戻した靴を手に取ると、まさかのLサイズだったので即購入したのである。

こういうのがまさに”運命の出会い”ってヤツです!

 

こちらは青森空港行の小型飛行機で、搭乗口からはタラップを通って乗るのではなくて、このようにバスで空港の端まで連れていかれて、そこから飛行機まで移動してタラップで乗るタイプ。国内線でも多く飛行機が行き交う都市行きではなく、ローカルな地方へ行く場合はこういう普段とは違った乗り方になる。

 

贅沢な旅に慣れているオカンとかは、このように飛行機に乗る際に飛行場を歩かされるだけで文句を言うけど、世界中を旅するとなればこのように飛行場を歩かされたりなんて日常的な体験である。それよりも飛行機がしっかり飛んでくれるだけで大満足なので、乗る側としては言われるがままに搭乗をするだけである。

オカン
オカン

寒いのに外を歩かされたくないで!

今回の旅ではわがままオカンは居ませんので!

 

そして朝イチの青森空港行の飛行機内に入ると、さすがにガラガラな機内だった。明らかに乗客よりも空き席の方が多かったが、このコロナ禍ではそれは仕方ない事。これだけ旅行需要が減ってしまった新型コロナウイルスの前では、辛抱して経営を続けるしか方法がない。JALやANAは公開増資をしたり社債を発行して回転資金を捻出しているが、このコロナ禍での乗客減というダメージは意外と後を引くだろうと推測する。

 

そして伊丹空港から飛行機が青森空港まで約1時間半のフライトに飛び立つ。今日は朝早起きだった事もあって離陸早々に一眠りしてしまい、途中で目が覚めるとこのような白い雪化粧がされた山脈が眼下に見えている。ここがどの辺りかは分からなかったけど、普段は見れない雪が見えると少しテンションが上がってくるのを感じる。

 

そして約1時間半のフライトでも乗客が少なくて暇そうにしているCAさんが、こちらのJALのフライトマップをプレゼントしてくれた。普段はあまり飛行機に乗らないだけに、国内線はJALだけでもこのように沢山の都市を行き来している航路がある事を認識できる。

 

この図の中でもボクが訪れた事のある空港は僅かしかなく、そう思うと自分はまだまだ旅の初心者に過ぎないと思ってしまう。しかし今回の旅では青森空港と山形空港を利用し、この2020年では10回以上のフライトを経験しているので、着実に色んな経験を積み重ねていっているという自負が沸き起こりつつある。

 

そして飛行機は降下態勢に入り、青森県近くに入って来ている模様。ただ上空からの景色を見ても、普段見慣れている場所ではないだけに、ここが青森なのかも分からない。だけど山の上には白い粉が乗っているみたいに雪が見えるので、目的地が段々近づいてきている事は分かる。

 

そして着陸に向けて高度が段々と落ちていくと、青森の土地がよく見えてくる。青森ってもう少し豪雪地帯かと思っていたけど、この12月1日というのはまだ冬に入ってすぐなので、そこまで積雪が多い時期でもないようだ。だから今回の旅でも雪に行く手を遮られるという事は1回しかなく、意外と雪の中を進むという旅ではなかったのである。。

 

 

青森空港に向けて着陸していく! 動画

 

 

 

青森県に到着!

そして伊丹空港を出発してから約1時間半のフライトで、無事青森空港に飛行機が到着します。上空から下の景色を眺めているとそこまで雪深くなかった青森県のイメージだったけど、いざ空港に着陸してみるとこのように雪一面の景色になっていて、雪に対しての警戒感が一段と高まってきた。というのも青森では1日半の期間だけレンタカーを借りる予定になっていたので、雪道を走るのに懸念が感じられたのであった。。

ハゲる前君
ハゲる前君

雪なんて気にしてたら、青森では生活でけんぞ!

 

この青森空港は本州の北端に位置していて、今の飛行場は1987年に別の場所から移転してきた空港。というのもそれ以前の空港が雪深い場所にあった為に夏場以外の運用が難しかったらしく、比較的雪がマシなこの場所に移転したという。ただ話を聞くとこの青森空港自体が標高約200m程の場所にあるので、青森市内などに比べるとここでも雪が多く積もるようだ。

 

 

だから青森空港に到着して雪深い印象を持ってしまうけど、いざ青森市内に行ってみると意外と雪が積もっていなかったりする。今回も青森空港を出発するリムジンバスに乗ったら、雪国に来た印象を受けたが、青森駅付近に行くとその街の光景が同じ青森に思えなかったのだが。。

ネプちゃん
ネプちゃん

12月はまだ大雪は降らんべ!

 

さて雪はさておき、初めて上陸した青森の地。今回は東北地方で7泊8日の旅だけど、その中でも一番楽しみにしていたのはこの青森県である。というのも本州で最北端の県でもあり、色んな見所があるし、特に下北半島では本州最北端に住む野生馬を見るのを楽しみにしていたのだった。ただ青森県に冬に来ると冬場には閉鎖されてしまっている観光地も多いので、意外と不便で全部見て回れる訳でもないので、事前にリサーチが必要である。

青森ンゴ
青森ンゴ

12月はリンゴの収穫期も終わっているからネ!

 

青森空港に到着してから、まず先に行ったのが青森市内行きのリムジンバスの乗り場。ただこの青森空港から出るバスは①青森市内行き②弘前駅前行き と2種類しか路線が無いので、他の空港のように色んなバスがある訳ではないので、まず間違えて乗る事もないだろう。

 

さてまず先に青森市内行きのリムジンバスの出発時間を確認して、余裕があるのを調べた上で青森空港の展望台へと向かう事にする。前回訪れた羽田空港や出発してきた伊丹空港みたいに何フロアもある大きな空港ではなく、この青森空港は地方の1空港なので迷う程の広さも無い。

 

だからそういった小さい地方空港の良さでもある”すぐに展望台にたどり着く”という利点がある青森空港。大きい空港や大都市ばかりに身を置いていると、このようにシンプルで小さな空港の良さが分からなくなったりする事もあるけど、地方の良さを噛みしめる東北旅でもある。

ハゲる前君
ハゲる前君

東北はいい所ばかりやぞ~!

 

展望台の出入り口前には、この青森空港の模型が置かれていた。シンプルに小さい青森空港だけど、その真ん前の道は何と”有料道路”になっているそうだ。たった1.7kmほどの距離が有料道路(210円)となっていて、青森空港に入る為にはその有料道路を通らないといけないという。

 

青森空港の有料道路と一般道

青森空港の有料道路と一般道

しかしその有料道路も色んな物議を醸しだしており、この写真を見ると分かるように実は青森市内側から弘前市内方面に向かう際に一般道からの迂回路を使うと、なんとこの有料道路部分を無料で走れるという。この有料道路は左右の端にそれぞれ料金所が造られているが、この真ん中部分には料金所が設置されていないので無料で通過できるそうだ。

 

またこの一般道:迂回路から有料道路に合流する場所に料金所を設置する案もあったけど、警察の方から渋滞が発生して事故が起こりやすくなる可能性があるからと、その料金所設置は見送られたという。一応この道路の建設費は償還できているそうだが、この道路は2027年まで有料のままに決められたという。。

 

ただ今回は青森市内まではバスで移動するので、そんな空港前の有料道路問題には全然関係なかったのであるが、その土地で色んな小さな問題があるのに少々驚く。前回の神奈川旅でも三浦半島の先端にある城ヶ島内では、島内の駐車場が全部有料だったりという違和感があった場所だったけど、そういった問題も実際にその土地に足を運ばないとまず知る事が出来ない。

 

それはさておき、青森空港の展望台にやってくると、先程まで搭乗していたJALの飛行機が見えている。この青森空港は一日の発着本数が多くないので、他には飛行機が見られない。特にコロナ禍の影響もあって、飛行機の本数も更に減っていたのかもしれない。

 

展望台にはこのように雪が積もっていて、雪国にやって来た実感をいきなり踏みしめる。ただあまり展望台には人が来ていないのか、踏みしめられた足跡がそこまで見られない。伊丹空港や羽田空港みたいにわざわざ飛行機マニアが写真を撮りに来るだけ・・・という場所ではない青森だけに、こうやって展望台に足を運ぶ人間も限られているのだろう。

 

そしてこの青森空港の展望台で出迎えてくれたのが、今回の東北旅で最初に出会った双眼鏡クンである。雪が積もっている青森空港だったけど、意外と天気は良くてこれから太陽が顔を出そうとするタイミングだったので、そう荒れた天気ではないようだ。

青森ンゴ
青森ンゴ

いい笑顔の双眼鏡クンだね!

 

このような空港に設置されているアルファベットを見ると、「青森」はよく普段から見るけど、「AOMORI」という文字はあまり普段から見ないのが分かる。それだけ関西に住んでいると青森の話題に触れる機会が少ないし、青森は「青森」の漢字のイメージしか出てこないからかもしれないな。。

 

こちらは青森空港を上空から撮影した航空写真で、3,000m×60mの滑走路一本がよく見えている。ただ山手を切り開いて造成した空港で標高が少し高いので、毎年雪が降る時期には除雪作業が大変だとか。このような悩みも関西地区に住んでいる人間には、あまり実感が湧かないのであるが。。

 

さて、一通り青森空港内を散策したけど、そこまで広くもないのでさっさと青森市内行きのリムジンバスに乗り込む。ただこのバスもボクが乗ってきた伊丹空港からの到着便に合わせた時刻に出発するバスで、乗客はボクを含めてたったの4人だった。

 

この青森空港から青森市内の青森駅前までは、バスで約30分程の移動。なお、青森空港の近くには歩いて行ける鉄道駅が無いので、ほぼ必然的にバス移動か、レンタカーでの移動が必要となってくる立地。

 

 

青森市内に到着!

そして青森空港からバスに揺られて約30分程すると、青森市内の中心部である「青森駅」前に到着する。青森空港周辺の景色が雪一面だったので警戒していたけど、青森市内に向かう程に雪が積もっている景色が見られなくなり、青森駅はこのように全然雪が積もってすらいなかった。

 

 

この青森駅は「JR東日本」「青い森鉄道」という第三セクターが運営する鉄道駅となっている。JR東日本の駅としては東北本線&奥羽本線の最終地点の駅だったが、北海道へ繋がる東北新幹線/北海道新幹線の路線はこの青森駅ではなく、ここから南西の方にある「新青森駅」を通っている。なので、新幹線が停まる駅ではないので、注意である。

ハゲる前君
ハゲる前君

この青森駅を新幹線が通ると勘違いしている人が多いゾ!

 

この青森駅から出る「青い森鉄道」の路線は、元々はJR東日本の路線だった場所を走る第三セクターの鉄道。盛岡から青森へと至る東北本線の路線に対して、それに近いルートを走る東北新幹線の路線が建設された為に、その似たような路線を経営分離して第三セクターに委託したという形になっているみたい。

 

青い森鉄道の路線図

青い森鉄道の路線図–【青い森鉄道HP】より引用

「青い森鉄道」の路線はこのように青森駅から東側を経由して盛岡方向へと延びており、三沢や八戸市へと移動する場合に使える電車。ちなみに今回の旅で下北半島を訪れる計画を立てている段階で、最初は野辺地までこの電車で移動してからバスに乗って下北半島に行こうかと考えていた。しかし地方の電車やバスは本数が少ないので、結局レンタカーを借りる事にしたのであるが。

 

こちらはその青い森鉄道のイメージキャラクターである『モーリー』君。ここ青森は文字通り「青い森」という意味合いの地名もあって、「青い森」感を全面に出したキャラクターデザインが選ばれたようだ。ただ個人的にはリンゴのイメージも強い青森だけに、リンゴのアイテムもワンポイントで付けて欲しかったようにも思うが。

 

さて青森駅に到着して、まずはその駅近くを軽く散策してみる。奥には大きな「青森ベイブリッジ」が見えて、青森の街を代表する建造物になっている。またその橋の奥には「青函連絡船メモリアルシップ:八甲田丸」という船の博物館があったり、手前には「A-FACTORY」という青森名産の果物や野菜などのお洒落なお土産が揃うお店も見られる。

さて初めての青森、何が待ち受けてるか楽しみです!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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