冬の「弘前市リンゴ公園」見学は、リンゴより雪が印象的だった・・・【東北旅行記㊸】

東北旅行記2020年冬-㊸:青森編

旅行期間:2020年12月1日~8日(7泊8日)
(Visiting Hirosaki Apple Park in winter was more impressive with snow than apples… [Tohoku Travelogue 43])

岩木山とリンゴ!

ここ青森県弘前市といえば、日本イチの生産量を誇る全国的にも有名なリンゴと、それとこの奥に薄っすらと見えている岩木山。リンゴは明治時代になってからこの弘前の土地に導入された物なのでそこまで歴史がある訳でもないけど、奥にある岩木山はここに人類が住み着く以前からその雄大な姿を披露しつづけている歴史がある。

 

【弘前市:リンゴ公園】

住所:青森県弘前市大字清水富田字寺沢125
営業時間:9時~17時頃(※園内の施設)
電話番号:0172-36-7439

 

 

 

「弘前市:リンゴ公園」にて

ここ弘前市内にある「リンゴ公園」では、約80品種に及ぶ多種多様なリンゴの木が園内で栽培されている。リンゴという言葉を聞いてまず頭に思い浮かべるのは赤いリンゴの実だと思うけど、それ以外にも色んなリンゴの種類があるので、リンゴの名産地に来ているだけにリンゴの勉強を有効的にしていきたいと思う。

 

日本に存在しているリンゴの木は、中国大陸から伝来した物と、明治時代にアメリカなど欧州から入ってきた物に大きく二分される。人類もその生息地によって肌の色や髪の毛や体型に特徴があるように、リンゴの実もその生息地によって姿が大きく変わるのである。

青森ンゴ
青森ンゴ

そんな個性があるのが、リンゴの良いところネ!

 

こちらにはリンゴ型の記念碑のような石が置かれていて、そこには『リンゴ追分(りんごおいわけ)という文字が見える。この『リンゴ追分』は津軽のリンゴ園についてのラジオドラマに使われた曲で、1952年に発売された美空ひばりが歌った曲でもある。

 


『リンゴ追分』 美空ひばり

青森ンゴ
青森ンゴ

リンゴにまつわる名曲だネ!


 

 

この美空ひばりが歌う『リンゴ追分』という曲は、戦後の日本国内で大ヒットしてミリオンセラーともなったようだ。この曲の大ヒットで、弘前市のリンゴも有名になったとか。

 

12月上旬には既にリンゴの収穫時期も過ぎていたという事もあって、ボク以外にはこのリンゴ公園を訪れている人影を殆ど見かけない。リンゴ収穫時期であれば多くの人が訪れるだろうリンゴ公園だけど、その収穫時期が過ぎて雪が積もり始める寒い時期にわざわざやって来る人も風変わりな人間しか居ないのだろうか?!

敢えて人の居ない場所に行くのが楽しいです!

 

昨日の深夜に降った雪が一面に広がっていて、冬の東北らしい雪景色が目の前に見られる。この雪景色を求めて12月に東北地方に来ようと思ったのであるが、ただ2月頃になるともっと雪が高く積もるので、それは避けて早めの冬で手を打つ事にしたのである。

 

このように園内には2000本を超えるリンゴの木が植えられているけど、全て直ぐにリンゴを付けるような成熟した木ではなく、まだ最近植えたような若そうな木々も見られる。同じ種を毎年育てているという訳でもなく、常に新しい品種などを取り寄せて活性化を促進しているのかもしれない。

 

常に同じ品種ばかりを長年植え続けていると、その環境が普通となってしまって新しい品種を求める気持ちというのが少なくなってしまう。しかし毎年新しい品種を受け入れて栽培する事により、多少生育に手間などが掛かっても常に刺激を与えてくれるのでそれが成長に繋がる事だろう。

 

この高台は展望台のようになっていて、リンゴ園周囲の景色が見渡せるようになっている。右側に見えている建物はこのリンゴ園の中心部に造られている観光館的な建物だが、手前のパネルにもあるように冬と春や夏などの景色は全然違ってくるようだ。

 

 

リンゴ園の景観! 動画

 

 

このような展望台の場所ってあまり屋根が設置されているイメージが少ないように思うけど、雪国では冬に多くの雪が降って積もる為に、雪でも展望台から景色を楽しめるようにとわざわざ屋根が設置されているのだろう。

 

こちらはいつも展望台で出会う双眼鏡クンの仲間だけど、他の場所ではあまり見かけないタイプの双眼鏡だった。ここでは100円の利用料が必要になっていたけど、夏などの晴れた日には津軽地方の象徴でもある岩木山が綺麗に見られるので、その時にはこの双眼鏡クンも大活躍している事だろう。

 

ただし冬に訪れると、このようにその岩木山もモヤっていて姿があまり良く見えない。ここに設置されているパネルの景色を見ているだけだと、やっぱり冬に訪れるよりも夏場頃にここ弘前を訪問した方が景観的には楽しめそうに思えた。。

青森ンゴ
青森ンゴ

四季それぞれに良い景色が見られるヨ!

 

しかし今回の東北旅では雪深い場所で長年生活する事によって、大昔から築かれてきた文化などを探求する目的の旅だったので、個人的には冬場に訪れて全く後悔はなかった。またこの2020年に実施された”GO TO キャンペーン”の政策も、年末12月後半に新たなコロナ禍の波が国内を襲った為に一旦中止となってしまったので、この12月上旬に行っておいて結果的には良かったのである。

 

 

コロナ禍で日本全国の観光地は前年までの賑わいとは打って変わって静かで閑散としており、現地を訪れても出迎えてくれるのが人間では無く、このような二次元のキャラクターばかりだったような気がする。「今の若い子は・・・」と言い出すとオジサン・オバサンになった証拠であるが、このような二次元キャラクターに癒しを求める人が増えている現実社会にイマイチ違和感を感じるのであるが。。

 

そんな今どきな二次元キャラクターよりも、ここ弘前市では太古の昔から人類に信仰されてきた岩木山の方が断然凄みを感じる。とりあえずその岩木山をバックに1人記念撮影を行ったけど、二次元のキャラクターは地球上の自然環境に影響を及ぼさないけど、岩木山などの自然環境はこの地球上に生きる生命体に大きな影響を及ぼす生命体の集積地でもある。

 

リンゴ園中心部にあった施設の脇には、こちらの籠に沢山のリンゴを詰めて重そうな顔をしている女の子の銅像が設置されていた。この銅像の姿を見ているとかなり重たそうな籠に見えるので、現実的にこのような荷物を運ぶのであれば、運びやすいようにもう少し小さめの籠を活用すべきではないかと思ってしまった。

 

こちらの銅像の少女もよ~~く観察すると、その苦んだ顔の表情が体と比べて、とても精巧に作られているのが分かる。この少女の重たそうな表情をとにかく表現したかったのか、それとも他の表情を作った後にやり直して作られたからだったのかもしれない。

 

リンゴの生産量が日本イチの弘前市にある郵便ポストは、その全部にこのようなリンゴのオブジェを載せてもいい位に感じる。しかし現実には弘前市内全部の郵便ポストの上にリンゴを設置するのはコスト面で問題があるので、厳選された観光地に設置されている郵便ポストのみとなっているようだ。

 

「リンゴの家」を見学!

という事で期待していた程にリンゴの実った木々が楽しめなかったので、リンゴ園内に作られている「リンゴの家」という観光施設に立ち寄る事とする。あまりひと気が無かっただけに閉まっているかと思ったけど、殆ど来訪客はいなくても営業してくれていた。

 

館内にはまずお土産品販売コーナーがあって、そこにはリンゴのお菓子やジュース以外にも、このようなリンゴの皮を剥く用の刃物まで置かれていた。今では簡単なリンゴの皮むきをする器具で、いとも簡単にリンゴの皮を剥く事が出来るけど、リンゴの名産地だけあってその皮を剥くにもこのようなこだわりの一品が人気なんだろう。

 

冬の弘前市を訪れると、このような緑溢れる景色の弘前のポスターを見ると、その景色が異次元のようにも見える。ちなみにだけど、このようなポスターや雑誌などに掲載されている風景写真などは実際の見た目以上に、画像処理ソフトによって綺麗に見えるように加工されている事が多い。だからこのようなポスターの景色がごく自然に存在していると思い込んでしまう事は早計である。

 

 

リンゴの名産地という事もあって、ここに来れば何かしらのリンゴのお土産を買いたい所。しかしまだ東北旅は前半で今お土産を買うと荷物になるだけなので、「ここでは何も買わないように・・・」と自分に言い聞かせる。こちらの「りんご小箱:あめ」という小さな箱に入った飴は、愛媛でも同じようなデザインでミカンの飴が販売されていたので、同じ菓子メーカーが製造していると推測する。

 

旅行先でお土産を買う場合に注意している点として、なるべくその現地で製造された品物を選ぶようにしている。だからこのようなお土産品を見ていて触手が伸びた時には、必ずその裏に表示されている原産地などを確認している。

オカン
オカン

どこで作ってても食べたら一緒やで!

 

こちらにはリンゴのジュースが、大きな瓶で並べられているのが見える。小さい子供がいる様な家庭ではこのようなリンゴのジュースを買いたくなる事だろうが、1人旅の人間からすれば重たいだけの負荷を買うような感じに思えてしまう・・・。

 

リンゴジュースも自分で飲む用で買うよりも、このようなちょっと豪勢に見えるジュースを贈答用に贈る人も多そうだ。ただ昔パッケージ製造会社に勤めていた人間からすると、その商品であるリンゴジュースよりも、その瓶が入れられている箱に目が行ってしまうのであるが・・・。

 

日本イチの生産量を誇るリンゴの街だけに、お土産コーナーにはリンゴに関連する品物ばかりが置かれている。ここはリンゴ園という観光施設の中にあるお土産コーナーなので当然ではあるけど、逆に言うとそれ以外に他に自慢する品物がないという事の裏返しなのかもしれない。

 

でもこれだけ二次元キャラクターのTシャツとかそれに関連する商品が置かれているという事は、それだけ需要があって売れるという事なんだろう。日本国内の観光地も金余って余生を過ごす年寄り向けから、最近では20代前半世代を狙ったお店などが増えている。なので観光地でもお年寄りコーナーと、若者コーナーに棲み分けがされつつあるように見える。

オカン
オカン

もうアンタも「お年寄りコーナー」に仲間入やで!(笑)

 

今の若い世代はそれまでの世代と比べて、嗜好が違う事もあってお金の掛け方が変わってきているという。ただそのような見方は歳を取った世代から見た感想であって、今の若い子達から見ればそれが普通で、逆に年配世代のお金の使い道を見て不思議に思っている事だろう。

 

こちらにはクラブアップルと海外で呼ばれている「姫りんご」が販売されている。1個110円(税込)というお手頃な価格となっているので、思わず手が出そうになった。しかしリンゴらしい甘くて美味しそうな赤い色ではなく、梅干しみたいな緑っぽい色だったので、その出した手が何も持たずに戻ってきたのであった。。

青森ンゴ
青森ンゴ

姫りんご、美味しいのに・・・

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓東北旅行記:初回↓↓

雪一面の青森空港に降り立ち、東北地方横断の旅が始まる【東北旅行記①】
2020年12月1日に降り立った、雪一面の景色が広がる青森空港。その白い大地を踏みしめて、7泊8日に渡る東北地方の旅が始まりを告げるのであった。。
タイトルとURLをコピーしました