千光寺で石鎚山鎖修行をした後に出会った、凛々しい顔つきの猫ちゃん【尾道&岡山旅行記⑱】

尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-⑱

旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)

頂上は気持ちいい!

尾道 千光寺 石鎚山 景色

ここは広島県尾道市で有名な寺の「千光寺」境内。本堂の脇には「三重岩」と呼ばれる奇石が鎮座していて、その脇を登れる階段と鳥居が備えられている。

 

 

 

 

石鎚山鎖修行場に登る!

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 入口

その階段を登ると、こちらの「石鎚山鎖修行場」の入口が見えてきた。ここからは大きな岩の上を登る為に、その岩に取り付けられている鎖に掴まって登る必要があった。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 入口 浄財

なお、こちらの”鎖修行”は寺が管理している場所という事もあって、奉納料が大人100円となっていた。そしてこの賽銭箱には、よ~~く見ると“PAYPAY”の支払い用シールも貼ってあって、キャッシュレス支払いも一応対応していた。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

時代はキャッシュレスじゃけ!

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 入口 女鎖

賽銭箱に100円を入れてから、この岩に取り付けられている岩を登る事にする。なお、こちらのルートは「女鎖」と呼ばれる比較的登り易いルートらしく、反対側には「男鎖」と呼ばれた難易度の高いルートもあったけど、今は廃止されていて女鎖ルートのみとなっている。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景観

そして鎖に掴まって登ると、すぐに岩の上に到着する。難易度の低いルートだけあって、思っていたよりは簡単に登れた。ただ普段はこのような鎖に掴まって大きな岩を登るという経験をする機会がないだけに、久々にアスレチック感覚で楽しく登れるスポットでもあった。

 

 

石鎚山からの景色! 動画

 

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 眺める

岩の上は平らになっていて、このように目の前に拡がる尾道水道をたっぷりと眺める事が出来た。また今ではこのように安全面を考慮して柵も取り付けられているので、比較的心配せずに登れる場所だと思う。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色

朝イチで千光寺に来ていた事もあって、続けて登ってくる人も居なくて、静かで爽やかで少し肌寒いけど、リラックスできる場所でもあった。人が多いとゆったりとその場所に滞在して満喫する事が出来ないけど、コロナ禍となった為にこういった名所の人出が減った為に見学する側としてはいい面もあった。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 光玉

この岩の上に取り付けられている玉が、噂の”光る玉”である。 しかしここから見ると、その玉から出た錆が流れ落ちていて、その下側の部分が汚れているのが見える。単に岩だけならこのように汚れる事はないのだろうが、人工的に加工した物はこういった弊害を起こしやすい。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 眺める1

こっち側に移動すると、断崖絶壁に座っているかのようにも見える写真となる。しかしここは日本で海外ではないので、危険な断崖絶壁だったらさっき見えたような柵が設置されているので、こちら側は落ちても安全という事である。

 

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 眺め1

なお、鎖修行場の登った所はこのようになっていて、晴れた日はいいけど、雨の日はちょっと滑りそうで危なそうに思える場所。個人的にはコロナ禍の為に鎖には触りたくなかったけど、さすがに勾配がキツかったので鎖を手を借りてしまったが。。

 

 

下って行くロープウェイ!動画

 

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色2

なお、今日はこの見える範囲をウロウロと散策する予定で、近くの寺や奥に見える高い山「浄土寺」の展望台に登ったり、向島との間に架かる尾道大橋を渡ったりする予定となっている。第二次世界大戦中に空襲に襲われていない街は、尾道のように昔の姿を残しているので、散策しがいがある景観を楽しめる場所でもある。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 祠

そしてこの「石鎚山」の上には、このように小さい祠が造られていて、石鎚山の本尊が安置されていた。山にも神様が宿るという多神教の考えだけど、小さい頃から一神教の宗教を教えられてきたとすれば、こういった色んな神様が居るとされている世界観を理解できないのだろう。

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 景色 眺め

この鎖修行場も戦時中に閉鎖されてしまって、近年になって復元されたもの。寺も昔と違って檀家が減りつつある時代で、若者の宗教離れによってお賽銭や寄付などが減ってきている事もあって、このような場所を整備して奉納金などを稼ぎにいく時代になってきているようだ。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

寺も生き残りの時代じゃけ!

 

尾道 千光寺 石鎚山鎖修行場 帰り道

なお、この石鎚山鎖修行は一方通行になっていて、お帰りのルートは鎖に掴まるルートではなく、さっき寺に来る時に見えた西側の墓地が立ち並ぶエリアから降りていくルートとなっていた。

 

尾道 千光寺 千光寺公園 階段

さて、とりあえず第一チェックポイントの千光寺を通過し、次のチェックポイントに向かう為に階段を降りていく。なお、次のチェックポイントは明確に決めていないけど、この辺りにある寺をブラブラと巡っていく予定になっている。

 

 

「共楽園」とニャン!

尾道 千光寺 千光寺公園 

そして千光寺通りとも呼ばれる階段の道途中に、「共楽園」と呼ばれる広めの公園が用意されていたので、ちょっとここでも景色を眺めてみる事にする。この共楽園も千光寺公園の一部となっているようで、綺麗に管理されているように見える。

 

尾道 千光寺 千光寺公園 田能村竹田 像

「共楽園」という公園に設置されていた像は、「田能村 竹田(たのむら ちくでん)という江戸時代後期の画家。大分県の豊後国竹田村(現:竹田市)岡藩の医者の家に生まれ、後に大坂や江戸に向かって文化人と交流し、中国風の絵画作品を多数残している。

 

尾道 千光寺 千光寺公園 田能村竹田 像 プレート

出身が大分県だった事もあって、この瀬戸内海沿いを行き来して、頼山陽や菅茶山などと交流をしたという。なお、この彫刻作品を制作したのは「矢形勇」で、三原城脇にあった小早川隆景の銅像を作った人物でもあった。矢形勇はこの尾道市出身の彫刻家などで、尾道周辺で彼の制作した像をチラホラと見かける機会があった。

 

尾道 千光寺公園 広場 眺め 景観

そしてここにも”有名画家:写生地”の石碑が立っていた。ただ千光寺周辺は高い場所にあって見晴らしがいいのもあって、写生地に向いているのだろう。だだこれから絵を描く画家であれば、過去の有名画家とは違った角度から絵を描く必要があるので、違うスポットを探す必要があるかもしれない。

 

尾道 千光寺公園 広場

そしてその近くに、一匹の猫ちゃんを発見する。この共楽園は下に民家が密集している事もあって、その地域の人達が猫を保護して地域猫として管理している。だからといって、地域猫の猫ちゃんが人馴れしている訳でもないので、猫ちゃんとコミュニケーションを取りたい人は、まず猫ちゃんに認めてもらう必要がある。

 

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫

元々猫に興味が無かった人間なので、今までの人生の大半で猫ちゃんと関りが無かった。しかも猫アレルギー持ちだったので、猫に触ろうという発想も昔はなかった。しかし、旅をする程に猫ちゃんの可愛さにハマってしまって、旅先で出会った猫ちゃんとコミュニケーションを図るようになっていった。

 

 

まず近くをウロウロする猫! 動画

 

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 ベンチ

とりあえず猫ちゃんの様子を伺っていると、特に人間を見てもビビる様子もなく、警戒感がそこまで感じられなかった。猫ちゃんによっては知らない人に対しての警戒感が強い猫もいるので、最初の対応が大事である。

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 ベンチ下

観察していると、このように公園に設置されていたベンチの下に収まっていった。猫の習性として、狭い所に身を入れる事が多々あるようなので、こういったようにベンチの上にではなく、下側に隠れている猫ちゃんをよく見かける機会がある。

 

 

ベンチの下に佇む猫! 動画

 

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 ベンチにまたがる

しばらく観察していたものの、特に逃げる様子もなく、近くに寄っても敵意を剥き出しにしないので、もう少し間合いを詰めていく事にした。

 

 

じっと佇む猫ちゃん! 動画

直ぐ足元に寄ってくる猫よりも、このようにじ~~っと微動だにしない猫ちゃんの方が撮影しやすいですね。

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 ベンチ1

特に近寄っても逃げないし、これだけ接近して動画を撮り続けても気にしない感じだったので、なかなかに大物感を感じさせるほどの風格を感じた。

 

 

座ると膝の上に乗ってきた猫! 動画

ただ実は結構に人馴れしていた猫ちゃんで、悪びれる雰囲気もなく、無断で膝の上にいきなり乗ってきた・・・・

 

 

段々可愛らしく見えてきた猫! 動画

最初に見た時は「ちょっと変な顔かな?!」と思っていた猫ちゃんだけど、触ったりして仲良くなっていくと、段々可愛らしく見えてしまう。

 

 

何かを探すかのような猫! 動画

地域猫でもあまり管理されていない猫は、ちょっと汚かったりするけど、この猫ちゃんはそこそこに綺麗だった。なので膝の上に乗られたりしても、全然嫌な気にもならなかった。

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 近寄る

出会った時にはあまり人が好きそうな雰囲気を出さなかった猫ちゃんだけど、触れ合ってみるとめちゃくちゃフレンドリーな猫ちゃんだった。

 

 

威厳のある顔をしていた猫ちゃん! 動画

ひたすらに猫ちゃんの動画を撮影!

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 近寄る1

こうやって見ると、目元が吊り上がって凛々しい顔つきの猫ちゃんに見えた。最初は愛想悪そうに見えた店員さんが、実は物凄く愛想が良かったみたいな感じである。

 

 

しばらく凛々しい顔つきの猫ちゃんを眺める! 動画

尾道に来た理由の1つに、このような可愛い猫ちゃんに会いたいという動機があった為に、しばらくここを離れられなくなってしまう。。

 

尾道 千光寺公園 広場 地域猫 近寄る お別れ

何だかんだで約20分ほど、この公園に滞在してしまっている。これだけ可愛らしいと離れるに離れられないが、まだこれから訪れないといけないチェックポイントが多く残っているだけに、そろそろ重たくなった腰を上げてお別れを告げる事にした。

 

 

別れようとすると近寄ってくる猫! 動画

このように帰ろうと距離を取ると、何故か近寄ってくる猫ちゃん。こういう可愛らしい仕草をすれば余計に離れなくなるけど、何事にも終わりは付き物なのでここでお別れである。なお、後でまたこの場所を訪れたが、その際は残念ながらこの猫ちゃんに出会う事は出来なかった・・・。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

猫ちゃんとの出会いも、一期一会じゃけ!

 

尾道 千光寺公園 広場 プレート

この場所「共楽園」は、元々この一帯をとても気に入っていた三木半左衛門という阿波出身の豪商だった人物が、尾道の素晴らしさを更に引き出す為に私財を投げうって開発した場所だった。

 

その意思は千光寺・尾道市に引き継がれ、今日には「千光寺公園」の名称で多くの人々に愛される場所になっているのである。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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