東北旅行記2020年冬-⑳:青森編
旅行期間:2020年12月1日~8日(7泊8日)
(Taste Miso Curry Milk Ramen tonight at Aji no Sapporo: Asari, a popular ramen restaurant in Aomori City. [Tohoku Travelogue 20])
ハマる味噌カレー牛乳ラーメン!
さて東北旅で最初に訪れた青森県で、地図的に右上に延びる下北半島をグル~~っと一周して、その端っこに生息する寒立馬をとりあえず眺めた後は長い時間を掛けてドライブして宿泊する青森市内まで戻ってきました。なお、今日の昼食は何も食べていなかった事もあって、そろそろ晩御飯を食べたがるサインを胃が出しつつある時間帯になっていた。
人気のラーメン屋「味の札幌:浅利」にて
ちなみに昨日も青森名物となっている『味噌カレー牛乳ラーメン』を食べたけど、昨日訪れた「味の札幌:大西」のお店がバイト君だけの締まらない雰囲気に感じてリピートする気がなかったので、その代わりに見つけた宿泊しているホテルサンルート青森の真ん前にあった、こちらの「味の札幌:浅利」を訪れる事にした。
食事は味と共に、お店の雰囲気次第で変わるので!
味は作り手の心が現れるべ!
この青森名物ともなっている味噌カレー牛乳ラーメンは、食べた事のない人からすれば注文するのに少し勇気が必要となる独特なラーメン。カレーと牛乳をラーメンに入れるという発想自体が突飛で、カレーはカレーうどんではよく見るけど、カレーラーメンは見たことがない。また牛乳は牛乳うどんも牛乳ラーメンも見た事が無い。。
このお店の名前は昨日味噌カレー牛乳ラーメンを食べた「味の札幌:大西」と似ている、「味の札幌:浅利」だった。同じチェーン店のように思えない雰囲気だったけど、後で調べてみると元々札幌でラーメン屋を営んでいた人が東北地方で札幌ラーメンを広めようとして営業したお店の名前が「味の札幌」(1968年開業)で、そのラーメン屋の弟子がその後にそれぞれ「味の札幌」というのれんを引き継いでお店を出していったようだ。
なお青森の札幌ラーメンは「味の札幌」の2号店として開店した、昨日訪れた「味の札幌:大西」が映画館のテナントに入っていた影響で中高生の学生が多く訪れた。そこでおふざけ半分で色んな物をラーメンに混ぜて食べるのが流行り、ケチャップやコーラなどもラーメンに入れる人がいたという。そのような遊び半分で好きに注文したラーメンに、味噌&カレー&牛乳という大胆なブレンドをすると、何故かそれがとても美味しかった為に大人気になったそうだ。
メニューを見ると「納豆ラーメン」やら「牛乳ラーメン」など他のラーメン屋さんではまず目にしないようなラーメンもあって興味が惹かれたけど、今日も昨日食べて美味しかった味噌カレー牛乳ラーメンを注文する。そして合わせて今日9時間を超えるドライブをして、事故もなく無事に帰って来れたのを祝う為に瓶ビールもオーダーしてみた。
店内にはお店の大将の顔の切り抜きと、このようなサイン色紙が多く貼られているのが見える。飲食店によっては著名人が来店した際に記念としてこのような色紙にサインを欲しがるという文化は、日本全国でも根強いのだろう。
お店自体はそんなには広くはないけど、何よりも宿泊しているホテルサンルート青森のすぐ目の前にあるという好立地。これだけホテルから近かったら、ホテルサンルート青森の宿泊客全員がここ「味の札幌:浅利」を訪れているのでは??と思ってしまう程の場所。
入口脇の壁にも一面にサイン色紙が張られているけど、右側の壁にはまだ1枚も色紙がないので、数年後にこのお店を訪れた時には右側の壁にもサイン色紙が溢れているかもしれないな。
ただこのような色紙も誰のサインした物かが分からない物だったら、全然興味を惹かれない・・・。せめて記念写真ぐらいを挟んでくれていれば判りやすいけど、記念写真があった所で知らない人のサインであれば、それはそれで興味が出ないのであるが。。
さてラーメンが来る前に瓶ビールを飲み干さないようにチビチビと飲んでいると、注文してから約5分ほどで「味噌カレー牛乳ラーメン」が目の前に現れる。基本的には札幌味噌ラーメンが基礎となっている味噌カレー牛乳ラーメンで、そこにカレーと牛乳がブレンドされているという雰囲気のラーメン。
ラーメンにはチャーシュー&ワカメ&バター&モヤシ&メンマなどの具が載せられており、これは味噌カレー牛乳ラーメンではベーシックな具のようだ。
味噌カレー牛乳ラーメンを初めて口にした昨日は恐る恐るこの怪しいスープを口に運んだけど、今日はその美味しさを知っていたので逆にとても味わうのが楽しみな瞬間となっていた。人間という生き物は恐ろしい物で、昨日まで怖がっていた事も一度その体験をして壁を乗り越えると、その翌日からは全く恐怖を感じないのである。
高ければ高い壁の方が、登った時、気持ちいい~もんな~~♪
by ミスチル
相変わらず期待を裏切らない、味噌カレー牛乳ラーメンのマイルドなスープ。牛乳が入るだけでこれだけマイルドなスープの味になるのであれば、普段食べるカレーに牛乳を掛けるとそれはそれで美味しくなるのかもしれない。。
今度、牛乳カレー作ったろうか?!(笑)
味噌カレー牛乳ラーメンは800円で、このように卵まで入っていて具も盛り沢山なので、それなりにコスパの良いラーメンのように思える。しかし最近ではラーメンも高級化路線を進むお店が増えてきて、昔ながらのラーメンから変化を加えて、一味違ったラーメンを演出して1杯1000円以上の高級ラーメンが増えてきているように思うが。。
やっぱり12月の寒い時期に寒い青森県で食べる、温かい食べ物は一段と美味しく感じてしまう。特に今日は寒い下北半島を巡って昼食を食べなかった事もあって、一段と旨味を感じる。またお店の雰囲気も昨日の「味の札幌:大西」のようなバイト君主体のチャラついた感じはなく、大将がこだわりのラーメンを作ってくれているという良い雰囲気だったのもグッドだった。
今宵の味噌カレー牛乳ラーメン! 動画
食べてみると本当に美味しかった味噌カレー牛乳ラーメンだけど、これだけ美味しければ他の地域でも普通に販売されていても不思議ではないラーメンだった。ただ関西などで見かけないのは、ここ青森名物という事もあって、なかなか他の人からは手を出しにくいラーメンだったからかもしれない。
そして美味しい味噌カレー牛乳ラーメンをお腹いっぱい味わった後は、今日で最後になる青森市内の夜を少し散策する事に。青森市に滞在するのは今日までで、明日はここ青森市から南西の方にある弘前市に移動する予定となっている。その弘前市に行くのは東北旅という事もあって南下する為もあったが、何よりも江戸時代からの現存天守12個の1つである「弘前(ひろさき)城」を見たかったからでもある。
この辺りは青森ウォーターフロント地区として綺麗に整備されている事もあって、夜に訪れるとライトアップされた船や、青森ベイブリッジなどの夜景が綺麗な場所でもある。このような夜景を見ながらのウォーキングも良さそうだけど、12月は寒いからか、あまり歩いている人の姿は見られなかったが。。
青森ベイブリッジの下側には「青森ラブリッジ」という、歩行者専用の歩道橋も設置されていたが、甘蜜時を過ごすようなカップルはこの時間帯には見られなかった。
こちらは昨日少し店内に寄り道した、青森ウォーターフロントに造られているお洒落なお土産屋「A-FACTORY(エーファクトリー)」。2011年度にグッドデザイン賞を受賞したというこちらの建物は、「片山 正通」という世界中に出店しているユニクロなどの店舗設計などを多く手掛けてきた建築家のデザインだった。
ホテルサンルート青森にてリラックスタイム!
昨日昼に青森市内で借りて今日下北半島を一周したレンタカーのガソリン代は、32.59ℓ×129円/ℓ=4,204円だった。
ちなみにこちらは原油の世界的なチャートだが、この青森旅をした2020年12月2日では44.9ドル付近だったのが、約1年ちょいで106ドル付近と2倍になっている。それに合わせてガソリンもこの2020年12月では129円/ℓ付近だったのが、2022年3月には180円/ℓぐらいまで高騰してきている。
脱炭素社会に向けてクリーンエネルギー政策が推進されたが、その反面、化石燃料の先行投資などが激減して、一時的か数年に跨る高騰になるかは分からないけど、原油などの資源が大幅に値上がりしてしまうという皮肉な現状となっている。
人々も急に今までの生活を変える事が出来ないのネ!
そしてちょっと古そうなビジネスホテルのような雰囲気だったホテルサンルート青森では、期待に反して部屋に設置されているテレビでYoutubeを視聴する事が出来た。普段は部屋であまりテレビを付けないのであるが、Youtubeが使えるテレビだとBGM代わりにジャズを流してリラックスするのである。
こちらは最近気に入っているキース・ジャレット!
そして今回の東北旅は7泊という今までの旅に比べると長旅なので、初日に履いていたボクのトレードマークにもなっている白いズボンを、初めて部屋に備え付けてあったズボンプレッサーでプレスしてみる事に。
今回の旅で持ってきていたズボンは最初から履いていたこの白ズボンと、あとは今日履いていたカラフルなオレンジ色のワークマンの温ズボンのみ。あと下着などは宿泊の都度洗濯してと、なるべく替えの衣服を少なくしたのであった。
こちらは先程チラっと見た青森ウォーターフロントのお土産屋「A-FACTORY(エーファクトリー)」で売っていた、ニッカのアップルワイン。
このアップルワインは北海道余市にある「ニッカウヰスキー余市蒸留所」で購入した物が美味しかったので、ちょっと荷物になるものの再びこの青森がリンゴの名産地という事もあって購入してしまった。
アップルワイン、美味しいよネ~♪
そして部屋に備え付けられていた「白神山地の水」で、アップルワインを割って味わう。そして明日以降は車ではなく電車での移動になるので、その道中で好きな時に”アップルワインの白神山地の水割り”が飲めるようにと、そのペットボトル内にアップルワインを入れて仕込むのであった。
これを電車内で飲んでいても、お茶を飲んでいるようにしか見えないハズ!
こんな旅はまた次回に続きます!
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