山形市内のメインストリート沿いにある「紅の蔵」で、山形の名酒を試飲【東北旅行記75】

東北旅行記2020年冬-75:山形編

旅行期間:2020年12月1日~8日(7泊8日)
(Tasting of Yamagata’s famous sake at Beni no Kura, located along the main street in Yamagata City.  [Tohoku Travelogue 75])

山形で飲む山形の日本酒 !

さて初めて訪れた山形の地も、城跡や博物館見学をしている間にすっかり暗くなってきました。そして山形市内のメインストリートを歩いていると、味わい深そうな蔵を改装したお店を発見したので、ちょっと寄り道する事にしてみた。

 

 

 

紅の蔵の「おみやげ処」にて

この「紅の蔵」はかつて紅花商人を営んでいた店の蔵を改装して、このようなお土産処やレストランなどを併設している観光客向けの施設となっている。その敷地内にあった「おみやげ処 あがらっしゃい」というお土産屋さんを物色してみる。そして地方を訪れるとお土産物コーナーでは、お菓子とかよりも、このような野菜などに目が向くようになってしまったが。

 

やっぱり山形県というと、頭に真っ先に浮かんでくるのは「サクランボ」。今回は冬に訪れた為にサクランボの収穫時期がとっくに過ぎていた事もあって味わう事が出来なかったけど、このようにサクランボの漬け物なども販売されていたので、お土産にも良さそうな品だった。

オカン
オカン

写真じゃなくて、実物買ってヘンのかい!(怒)

 

こちらはなんとピンク色した「サクランボ・パスタ」という商品まで販売されていた。近年は先進国が産業国として発展する可能性が少なくなった代わりに、観光立国を目指した為に世界的に観光ブームになりつつある。それに伴ってこのような観光客向けのお土産も、色んなアイデアの多種多様な商品が生み出されている。

直江クン
直江クン

お土産屋さんは見ているだけでも楽しめるね!

 

そんなお土産は調子に乗って買うと、荷物になって重たくて邪魔なので、「なるべく買わない!」と自分に言い聞かせていた。そんな感じで店内の商品を眺めていると、隅っこにこのような「日本酒の試飲機」を発見した。

 

 

日本酒の試飲機! 動画

 

 

日本酒というと昔は”オッサンが飲む マズイお酒”と思っていたけど、それは大手メーカーが販売するランクの低い、安い大量生産品のお酒という事もあって、苦い味わいで苦手にしていた。しかしある祝いの席で大吟醸の日本酒を飲んでみたら、それが想像を絶する程に美味しかった為に、その時に一気に日本酒に対しての見方が変わったのである。

 

荷物になるお土産は買わないけど、”荷物にならないお土産は買う”という思考に切り替えて、「日本酒の試飲:1杯100円」を試してみる事にした。お店のスタッフさんに100円を専用のコインに交換してもらい、そのコインを入れてボタンを押すと日本酒が回転して、このような小さなコップに僅かに注がれるシステムとなっている。

 

 

「楯野川」を選んでみた! 動画

 

 

しかしたった100円の試飲分しか日本酒が出てこないので、あっという間に口の中に入れると山形の名酒である「楯野川」が消えてしまった。という事で再び100円を支払ってコインを入手し、次は江戸時代に山形県内で創業した男山酒造の特別純米酒「出羽豊穣」を味わう。

 

 

結局3杯ほど試飲してみたけど、あくまでも”試飲”レベルの量しか出てこないので、一杯呑み屋さんのようにガブガブと飲めないのが残念。しかしその自販機の脇には、このように山形を代表する日本酒でも大吟醸や特別な純米酒が並べられており、”悪魔の誘惑ゾーン”と化しているようにも思えた。

 

とても瓶毎買いたくなった山形の日本酒だけど、1瓶買うと飲み過ぎる事が確定してしまう為に、後ろ髪惹かれつつも試飲レベルで留める事に成功する。美味しい日本酒は口当たりもいいのでガブガブと飲めるけど、飲み過ぎると次の日に二日酔いにもなる。

だから日本酒はホドホドの量がいいのである!

 

この敷地内には他にも蔵を改装したレストランなども隣接していたが、個人的にはこのようなお店に1人で入る意味合いも感じないし、また入りたいとも思わなかったので、その外観だけを見て楽しむ事にした。

 

そんな日本酒の誘惑を振り切った後は、一旦宿泊するホテルに向かう事にした。今晩宿泊するホテルは山形駅東口を出て徒歩数分圏内と近い場所にあるけど、思った以上に人通りが無かった。こんな大きな駅前だけに、もっと大勢の人が行き交っている景色を想像していたけど、地方都市はコロナ禍の影響もあって、人通りは依然と比べると少なくなってきているようだ。

 

 

「コンフォートホテル山形」にチェックイン!

そして山形駅近くにある、こちらの「コンフォートホテル山形」に到着する。この山形の地では今晩と明日と2連泊予定になっており、リーズナブルで駅から比較的近くて、更には無料の朝食が付いているコンフォートホテルを選んだのであった。

 

 

今回選んだ宿泊プランは「ダブルエコノミー」という、ベッドが1台で13㎡のシンプルな部屋。ホームページには「1名でのご利用はもちろん、ご家族やカップルのお客様にもおすすめです」という記述が見られたけど、普通に宿泊する分には2人だと結構狭く感じると思うけど、宿泊料を節約する際には快適さを諦めて宿泊するのも一応アリなのかもしれない。

 

部屋内はこのように140cm幅のベッドとテーブルがあって、一般的なビジネスホテルのシングルルームの内装となっている。リーズナブルなビジネスホテル系だけど、昔のホテルとは違って最近のホテルはサービスが充実しているので、普通に宿泊する分には全く不自由を感じない。

 

ただ1点だけいつも宿泊するホテルの部屋で留意するべきは、ベッドで横になりながらスマホを触っている時に、①充電器を差せるコンセントが近くにあるか? ②その際にホテルのフリーWi-Fiが問題なく繋がるか? である。大概のホテルはベッド周りにコンセントが最低1個は備えている場合が多いけど、部屋によってはフリーWi-Fiがベッドの上ではあまり電波が良くなくて、わざわざドアの前まで移動して使わないといけない事などもたまにあったりする。

 

快適に越したことはないけど、そのようにフリーWi-Fiが使えるだけでも有難いという気持ちを持つ事で、柔軟に対応すればいいだけだと個人的には思う。しかし、旅行サイトのホテルの口コミの欄には、本当にクレイマーに近い程に文句を書き込んでいる人もいたりと、なかなかこういうサービス業界も大変のように思う。

 

 

このようなビジネスホテルに大浴場が付いていれば文句無しなのであるが、ここ「コンフォートホテル山形」は大浴場は無くて、このありきたりのユニットバスでの入浴・シャワーとなる。なお、個人的には寒くて体が冷えた時以外は湯を張らない。

それは”湯を張るのが面倒だから”!(笑)

 

さて、寝床をしっかりと確認したうえで、再び暗くなった山形市内の街に繰り出す事にした。今日の昼は秋田県から移動途中に立ち寄った新庄市で、新庄名物となりつつある”新庄ラーメン”を味わったので、今晩も何かしらの山形名物の料理に出会える事を期待していた。

 

しかしこの日は日曜日という事もあって、ホテル周辺の飲食店は休んでいるお店が多かった。全国的な居酒屋チェーン店のようなお店は辛うじて営業していたが、個人的にはそんな魅力もないようなお店には全く見向きもしない。しかし、新幹線も停まる山形駅のすぐ近くという場所でも、全然営業しているお店が見つからず、1人呆然と夜の街を歩き続けるのであった。

 

 

焼き鳥屋「萬両」で晩飯タイム!

そしてコンフォートホテル山形の前の大通りを渡った反対側にある幸町で、電気が付いている飲食店を発見した。その店以外も探してこの辺りを歩き回ったけど、他に店もなく思い切って店内に飛び込んでみた。すると「今日は休みだけど、明日の仕込みしてるから、いいよ!」と店主のオジサンが答えてくれたのである。

 

【焼き鳥屋:萬両】

住所:山形県山形市幸町6-10
営業時間:18時~22時頃(※定休日:日曜日)
電話番号:023-631-6334

 

 

結局山形らしい郷土料理のお店ではなく、単なる焼き鳥屋に入ってしまうのはいつものボクらしさが出ていたようにも思う。ただホテルの部屋の中で弁当などを1人で食べるよりは、このように外のお店に出ていく事によって、少なからず地元民との交流も計れるのも良い事だろう。

 

本来は休みの日に入れさせてもらうというのもちょっと気を遣うけど、店内には常連さんが1人入っていたので、外から見れば営業しているようにも見えたのである。ちなみにこの横に居た常連のオジサンは山形弁をコテコテに喋る人だったので、その言っている事の半分ほどは何を言っているのか、全然聞き取れなかったが・・・。

 

 

メニューは休みという事もあって仕込み状況を考慮して、お任せの串盛りを頼んだ。ちなみに普通に焼き鳥屋に行っても、1本ずつ選ぶのが面倒なので、このようなお任せの5本盛りなどを注文するパターンが多いのだが。。

 

そして健康を考えて、最近のお気に入りである野菜サラダも注文する。するとオジサンの大将だけあって、このように綺麗に盛った野菜ではなく、豪快に詰め込んだ風の姿で登場したのであった。

オカン
オカン

昔は野菜食べない子だったのに・・・

 

そして焼き鳥を食べながら、山形の情報を色々と教えてもらった。1人旅だとなかなか地元民と普通に話す機会が少なくて、また2020年はコロナ禍の為に今までよりも気軽に接しにくくなった年だっただけに、話す事の重要性を再確認した焼き鳥でもあった。

 

最後におでんも食べて、ビールはお代わりしたから、既にお腹は一杯。ただ特段美味しい焼き鳥という訳でもなく、また特段安いという訳でもなく、普通に「焼き鳥屋」という感じのお店だった。しかし食べ物屋さんは単に出てくる食べ物の味だけで判断するのではなく、そのお店を営む主人の雰囲気も味わう必要がある。

コテコテの山形弁を聞けて楽しかったです!

直江クン
直江クン

山形弁を食べた食レポみたいな感想だね・・・

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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