再開発された尾道の街並みよりも、坂道にいる地域猫ちゃんの方が好き!【尾道&岡山旅行記㉖】

尾道(広島)&岡山旅行記2021年3月-㉖

旅行期間:2021年3月某日(3泊4日旅)

広島は、もみじ饅頭ですね!

尾道 倉庫跡 再開発エリア

今日は尾道市内で”尾道三山”としても知られる「千光寺」「西國寺」「浄土寺」と巡り、そして尾道大橋を徒歩で渡って向島に渡って、そこでブラ歩きして見つけたラーメン屋で向島ラーメンを食べて、尾道市街地に戻ってきました。

 

 

尾道市街地にて

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント

ここは尾道駅から少し南の方に行った尾道水道沿いのエリアだが、10年以上前に尾道を訪れた事のある人からすれば、このような近代的な場所に様変わりしている光景をにわかには信じられないかもしれない。

 

この駅の南側の尾道水道沿いエリアはかつて港設備があった場所だが、港の衰退もあって、2012年頃から再開発事業が計画され、2014年頃にここにあった倉庫の1つが綺麗に改装されて、観光客向けの施設に様変わりしている。

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント1

この倉庫は1943年頃に建設されたが、尾道のウォーターフロント再開発事業によって「ONOMICHI U2」という商業施設に生まれ変わっている。ちなみにこの辺りには倉庫が3つ設置されていたが、1つは取り壊されて市営のレンタサイクリングセンターとなっていて、残り1つは現役でそのまま倉庫として使われているという。

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント 建物内

そして尾道水道沿いのウォーターフロントエリアは、しまなみ海道サイクリング客と若者にターゲットを合わして、「GIANT(ジャイアント) STORE Onomichi」という高級志向のレンタサイクルを提供するお店や、お洒落な飲食店などが揃っている。

 

また尾道駅前の建物には「HOTEL CYCLE(ホテルサイクル)」という、部屋の中に自転車を持ち込めて、更に部屋の壁にはサイクルハンガーという自転車を掛けれる設備を備えた、サイクリング客に特化したホテルなども営業している。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

自転車道を整備するだけで、サイクリング客が爆増したね!

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント レリーフ

ただこのようなお洒落な空間は若者は惹き付けられやすいけど、アラフォー世代のボクからすれば、そのお洒落な内装などの費用が全て商品に添加されているだけにしか思えない。だから、改装された倉庫のレストランで食べたい気持ちなど湧かずに、尾道駅周辺を散策するに切り替えた。

 

駅前の「尾道福屋」デパートでお土産を物色!

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 猫パッケージ お菓子

尾道駅前もそこまで気になる建物など無かった為に、駅の横にあった「尾道福屋」という広島県民にはお馴染みの百貨店に入る事にした。下手に若者に媚びた違和感のあるお洒落な内装の空間よりも、老舗百貨店に居る方がリラックスできるとは、我ながらオッサンに感じたが。。

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 猫パッケージ お菓子2

ただ基本的にここでお土産を買うつもりが無かったので、この尾道ではどういったお土産が販売されているかの調査的な感じで視察をしてみた。こちらは、猫ちゃんのデザインが入れられたパッケージの【ヤマトフーズ:タラちゃん】

 

この「タラちゃん」という魚肉加工品のお菓子は、2019年8月に「全英女子オープンゴルフ」で優勝した渋野日向子が、プレイ中に食べていた別の会社が製造している『タラタラしてんじゃねーよ』と似た商品。

 

この渋野日向子人気でヤマトフーズが販売する「タラちゃん」という商品も一緒に売れたかは分からないけど、更に売り上げを伸ばす為に今流行りの猫ちゃんパッケージに切り替えて攻めている印象を受けた。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

何でも猫のデザインにすれば、いいもんでもないよ!

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 猫パッケージ お菓子3

しかしこの尾道市は”猫の町”としてもPRをしていて、今は空前の猫ブームという事も相まって、このようにお土産には猫ちゃんのデザインが入った商品ばかりがズラ~~ッと並んでいる光景が見られた。

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 猫パッケージ お茶

しまいには「尾道紅茶」なる製品にも、このように猫のパッケージデザインが施されていて、猫ちゃん一色になっていた。ここまで来れば尾道市もこれ以上に猫ちゃんをPRする為に、「猫の市長」なりを就任させればいいのではと思ってしまう。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

猫の市長を探しよるのじゃったら、ボクに声かけてね!

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 もみじ饅頭

そして尾道は広島県という事で、広島県名物のお菓子でもある「もみじ饅頭」が必ず売られている。ただ、こちらにはチョコレートとブランデーが入ったウイスキーボンボンのような「ほろ酔いもみじ饅頭」も売られていた。

 

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 もみじ饅頭 ほろ酔い

今日は朝一番から動き回って、色んなチェックポイントを通過したし、道端でコケていたおばあちゃんも家まで介助して送ってあげた事もあって、「ほろ酔いもみじ饅頭」を1つ自分にご褒美としてプレゼントしてあげる事にした。

 

尾道 海岸沿い 倉庫 再開発 ウォーターフロント お土産 もみじ饅頭 ほろ酔い 食べる 味

パッケージには「冷やすと、より美味しくなります!」と書かれていたけど、冷やすとなるとすぐに食べれないので、そんな事構わず食べてみる事に。3月中頃だったのでそんなに暑い日という訳でもなかったけど、このように外側にコーティングされているチョコレート部分がちょっと溶けていたので、見た目にはあまり美味しそうに見えなかった。

味的にはそこまでウイスキーの味はせずに、どちらかというとコーティングされたチョコレート味が勝っていたと思う。なのでウイスキーボンボンを脳内でイメージしている人は、素直にウイスキーボンボンの方を食べた方がいいとは思うが。。

 

尾道 坂道 路地 歩く

そして今日の残りのチェックポイントは千光寺山の上にある「尾道美術館」だけなので、そこに向かう途中に昨日猫を見つけたスポットに寄り道しながら進む事にした。

 

 

西土堂ポケットパークにて

尾道 坂道 路地 西土堂ポケットパーク

そして坂道の途中にあった「西土堂ポケットパーク」に、昨日と同様に立ち寄る。するとさっそくベンチの日陰部分に座って寛ぐ猫ちゃんを発見出来た。

 

尾道 坂道 路地 西土堂ポケットパーク  景色

こちらの景色は今居る「西土堂ポケットパーク」という休憩所から見える景色で、さっきまで滞在していた向島の景色がよく見える。尾道水道を挟んで200~300mの距離しか離れていない対岸の向島は、同じ本州に思えるけど、この尾道水道を挟んだ反対側は全て瀬戸内海に浮かぶ島となっている。

 

尾道 坂道 路地 西土堂ポケットパーク  休む猫

そしてベンチの脇の木陰に、昨日馴れ馴れしく別の猫ちゃんを撮影していたカメラの前に割り込んできた、”王様っぽい猫ちゃん”を発見する。猫ちゃんも似たような毛並みをしている種が多いけど、この猫はちょっと毛並みが違うので、一目で判別できる。

 

 

尾道 坂道 路地 西土堂ポケットパーク  舐める猫

こちらの猫ちゃんは、昨日ここに来た時は遭遇しなかった。この猫ちゃんも人馴れしているので地域猫かと思うけど、耳の先がカットされていなかったので、もしかしたら、まだ新参者だったのかもしれない。

 

 

ひたすら体を舐める猫ちゃん! 動画

 

 

尾道 坂道 路地 西土堂ポケットパーク  舐める猫2

この猫ちゃんもひたすらに、このように体を舐め続けていた。最近猫が好きになってきたボクだけど、猫は飼った事がないので、その猫の習性については詳しくは知らない。ちょっと調べてみたら、猫ちゃんは起きている時間の大半をこのような体を舐める行為(グルーミング/毛繕い)に費やしているという。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

猫を見る事は、毛繕いの行為を見よるようなもんだのぉ!

 

尾道 坂道 路地 階段 

そして休憩所を後にして、別の猫ちゃんを探しにいく事にした。なお、千光寺へと登る石段が綺麗に整備されている坂道は「千光寺新道」という名前が付けられていて、大正時代に財を成した豪商が築いた道とされている。

 

尾道 坂道 路地 階段 眺める

この千光寺のある坂道には大昔は寺しか無かった場所らしいが、江戸時代後半から尾道で儲けた豪商がこの坂道に別荘を建て出した。そして明治時代に山陽鉄道の鉄道が尾道の街を分断するように貫き、線路を敷く為に立ち退きを迫られた住民に坂の上の土地が与えられた為に、どんどん坂道に民家が増えていったという。

 

 

尾道 猫の細道 路地

そして朝にやって来た時には猫ちゃんに一匹も遭遇出来なかった「猫の細道」に、もう一度来てみた。この狭い路地は猫ちゃんのイラストが沢山飾られていて、しかも岩合光昭さんの猫番組の中でも何匹か写っていたので、猫好きからすればワクワクできる場所。

 

尾道 猫の細道 路地 お店

猫に会いたければ、このようなカフェなどに入った方が逢える可能性が高いのかもしれないけど、特にコーヒーなどを飲んで休憩したいとも思わないし、出来れば人の居ない静かな場所で猫ちゃんとご対面したいのであるが。。

 

尾道 猫の細道 路地 案内板

この「猫の細道」なるエリアも、元々は空き家が目立つ寂れた路地だったようだ。高齢化と人口減少が顕著に進む日本国では、地方に行く程にこの2つの問題が宿命のように立ちはだかっている。ここ尾道では空き家を活用するプロジェクトが上手く進行していっているようだが、全てが上手く行く訳でもなく、まさに人の取り合いが起きている。

 

 

再び、御袖天満宮を訪れる!

尾道 御袖天満宮 境内 像 猫

そして猫の細道では残念ながら今回も猫ちゃんに遭遇出来なかったので、足を延ばして朝訪れた際に出会った”膝の上に乗りたがる猫ちゃん”に再び会いたくなって、わざわざ「御袖天満宮」を再訪してみた。

 

その猫ちゃんと同じような毛色をした猫ちゃんを階段の上で発見したけど、どうも朝に出会った猫ちゃん程に、こちらに興味を示す様子が見られなかった・・・。

 

【御袖天満宮】

住所:広島県尾道市長江1-11-16
電話番号:0848-37-1889

 

 

尾道 猫の細道 路地 桜

似たような毛色だったけど、どうやらその膝の上に乗りたがる猫ちゃんと兄弟のような雰囲気で、兄弟で全然性格が違うようで、こちらにピクリとも寄って来なかった。なので仕方なく、階段脇に造られたトイレ横のベンチに座って、桜を眺める事にした。

 

尾道 御袖天満宮 境内 像 力石

今日の朝にこの御袖天満宮に立ち寄った際には、こちらの「大湊和七の力石」という像が設置されている事に全然気付かなかった。この像は北前船の経由地として港が栄えた尾道に沖仲仕が沢山居て、彼らが力自慢として重たい石を担いで競争していた様子を再現したもの。

 

>【資料】大湊和七の力石—四日市大学論集より(PDF)

なお、もっと昔は重たい米俵を力試しに使用していたようだが、途中からこのような重たい「力石」を担ぐ方が合理的だという事で切り替わっていったという。沖仲仕とは今は殆ど消えてしまった仕事だけど、昔は人力で船の荷物を積み下ろしていたので、必ず港に必要な存在だった。

 

尾道 御袖天満宮 境内 像 猫 2匹

そして沖仲仕は危険な仕事であり、体力も求められる割に給料が安かった為に、過酷な職業でもあった。その為に港の公安局では沖仲仕の仕事を守る為に組合を結成するなどの動きが起きるが、近代になるとコンテナ船の登場によって、沖仲仕の仕事自体が不要になってしまって今ではその姿は見られなくなっている。

そんな力石を担ぐ、今は亡き沖仲仕の姿の像を眺めていると、新しい猫ちゃんが塀の上に顔を出して来たのであった。

 

 

沖仲仕の像を見に来た猫?! 動画

 

 

尾道 御袖天満宮 境内 もみじ饅頭

ただこの2匹の猫ちゃん共にあまり相手にしてくれなかったので、1人寂しくさっきついでに購入した、もう1つのもみじ饅頭を味わう事にしてみた。饅頭って日本全国で作られているけど、形を紅葉型にしただけで、全国的にヒットする商品になるとは、まさにアイデアの勝利に思える。

 

 

尾道 御袖天満宮 膝乗り猫 登場

相手にしてくれなかった猫ちゃんを見切って、朝に”膝の上に乗りたがる猫ちゃん”が居た神社の入り口の鳥居の方まで降りてみる。ただ都合よく鳥居の近くに猫ちゃんの姿が見当たらなくて、仕方なく戻ろうと諦めかけた時に、近くの路地から一匹の猫ちゃんがトコトコと歩いてくる姿を発見した。

 

 

ニャンダ、またオマエか?!という顔の猫! 動画

 

 

尾道 御袖天満宮 膝乗り猫 

そしてこの猫が”膝の上に乗りたがる猫ちゃん”かどうか、確かめる為に近くに腰かけると、このように速攻で嬉しそうに膝の上に乗ってきたのである。

 

 

相変わらず膝の上が好きな猫! 動画

上の動画を見てもらえれば分かるように、人間が近くに腰かけただけで、「おっ!膝の上に乗れるチャンスにゃ!」という反応を見せていた所がとても可愛かった猫ちゃん。

もみじ饅チャン
もみじ饅
チャン

多分、人の膝の上で成長してきたんじゃろうね!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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